＿＿＿ ページ13
ホソク(？)「君の持ち金がゼロになったみたいだね。どうする？借金をして続けるかい？」
ポチの男「クソッ…。」
やがて男子生徒は諦めてしまった。
それを見て、ジミン君はニヤリと不気味な笑みを浮かべた。
それと同時に私は、彼の手に真っ黒なノートが握られているのに気づいた。
そして、拍手をしながらその教室に入っていくジミン君。
JM「ふふ。良い勝負だったね。じゃ、人生計画表だよ。」
そう言ってさっきの黒いノートを差し出す。
ポチの男「なっ、生徒会役員…！なんでもうここに“これ”があるんだよ…！」
JM「これ？あぁ、人生計画表のこと？」
私はまたも息をのんだ。
彼が手に持っていた黒いノートには、白い文字で「人生計画表」と書かれていたのだ。
JM「なんでって、生徒会を舐めないでよ。君が公式戦を申し込んだ時点で、僕達生徒会は君についてのデータをまとめていたんだ。」
ホソク(？)「でも、そのデータを見た感じ、君はギャンブルが得意じゃないみたいだったからね。僕は余裕で君に勝つことを確信した。」
ポチの男「…じゃあ、最初から勝ちを確信しながら…俺から金を奪っていったってこと…か…。は、はは…そうかよ。」
まるで生きる気力を失った廃人のような表情に変わったポチの男。
JM「人生計画表の中身、確認して？」
男は恐る恐る人生計画表を開いた。
そして、目を見開いた。
ポチの男「こんな…、こんなふざけた人生、なんでお前らに決められなきゃいけねぇんだよ、！！！！」
ポチの男は握りこぶしを振り上げた。
『あ、あぶな…！！！！』
気付けば私の足はひとりでに動き出し、地面を蹴っていた。
そして、生徒会の彼らの目の前に立って両手を広げた時、一瞬で
自らの体が、
“落下した”。
『っ…、』
JM「え、？」
ポチの男「だ、誰だよ、…！」
正直、そんな言葉は耳に入ってこなかった。
なんだろう。
全てがスローモーションに感じる。
耳に少しだけ入ってきた。
大勢の生徒の驚く声が。
私はゆっくり体を起こし、頬にこびりついた鈍い痛みに触れた。
赤黒い液体が手に付いたのを見て、そこで初めて気が付いた。
自分の頬から血液が溢れ出していることに。
痛みが本格的に響き始めて、私は声を振り絞った。
『暴力は、…だめ、です、…』
私の意識が宙に浮かぶように消えた。
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美海(ﾐｳ)(プロフ) - ゆきなみさん» はじめまして！賭ケグルイの設定って本当に繊細で面白いですよね……！亀さん更新で申し訳ないですが、楽しんでいただけて嬉しいです♪ (2021年10月8日 18時) (
レス) id: daf6e76b56 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきなみ(プロフ) - 美海さん。はじめまして！私は賭ケグルイも大好きなのですが、本家様の設定を上手に活かした、とても面白い作品だと思います(*^^*)♪更新、楽しみにしていますね！ (2021年10月8日 12時) (レス) @page45 id: dd84e47893 (このIDを非表示/違反報告)
美海(ﾐｳ)(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます！！！賭ケグルイいいですよね〜っ！更新頻度が落ちていますが、お楽しみいただければ幸いです！ (2021年9月20日 15時) (レス) id: d9549dcc9a (このIDを非表示/違反報告)
りんご - こんにちは！私もBTS最近好きになったばっかで元々アニオタでアニメよく見てたので、この賭ケグルイとBTSのコラボ最高です！もう、主様の考えほんとに凄いです！更新これからも頑張ってください！楽しみにしてます！ (2021年9月13日 9時) (レス) id: a5c2bfe764 (このIDを非表示/違反報告)
美海(ﾐｳ)(プロフ) - nanami7730531さん» 賭ケグルイ好きな同士様がたくさんいて嬉しいです！亀さん更新ですが、温かく見守ってやってください(泣)ありがとうございます!! (2021年8月19日 0時) (レス) id: daf6e76b56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美海(ﾐｳ) | 作成日時：2021年8月15日 15時
