〇 ページ26
長らく車に揺られ、楽しげな音楽が流れる場所で車は止まった。
入場券を買っている時も、中からは「きゃ〜！」という声が。
アトラクションに乗っている人たちの声が、私の心を騒がしくさせた。
『おかあさん！はやくはやく！』
母「はいはい。」
私達はいろいろなアトラクションに乗った。
メリーゴーランドから見た景色はいつもより高い。
少し下の方でこっちにカメラを向けるお父さんに向かってピースする。
お父さんがシャッターを切ったあと、少し悲しげな表情をしたのにも、私は気づかなかったのだ。
一通り遊んで、私はみんなでご飯を食べた。
母「ふぅ。おなかいっぱいね。」
父「だな。あ、そうだ。母さん、車に忘れ物をしたから行ってくるよ。」
母「えぇ。いってらっしゃい。」
お父さんは車に向かう前、私の頭を撫でて「じゃあ、母さんとお話しててな。」と微笑んだ。
母「ねぇ、A。あっちに行きましょう？」
お母さんは私の手を引いた。
そして、ショーを見ることができる椅子に私を座らせた。
母「お母さん、ちょっと飲み物を買ってくるわ。ショーを見てまっていてね。」
私が「うん！」と頷くと、お母さんは去って行ってしまった。
ぼーっとしていると、突然ステージが煌びやかな雰囲気をまとった。
そして壮大な音楽が流れ、すごいメイクをした人が踊りを始める。
その楽しげな雰囲気に気を取られ、私はすっかり釘付けになってしまった。
拍手があたり一面に鳴り響き、私はふと我に返った。
『あれ、おかあさん、？おとうさん？』
冬の凍てつく風は、私の小さな手を冷やした。
若すぎる頭で必死に考え、その事実に気付いたころ、私の頬を一滴の雫が流れた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1349人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うた(プロフ) - テスト頑張ってください！って言う私ももうちょっとでテスト( ；∀；)この小説見て、勉強頑張ります！助けてくれたのジミンだったんですね！夢主ちゃん勇気すごい…助かりますように！シリーズ2お疲れ様でした！シリーズ3も頑張ってください！ (2021年8月28日 13時) (
レス) id: 64778f9b39 (このIDを非表示/違反報告)
美海(ﾐｳ)(プロフ) - うたさん» 両親に捨てられたとはいえ、幸せすぎますよね！ｗ こんな人生でありたかった〜！テストまで三週間ですが、今のうちにたくさん更新していきますので、暖かい目で見てやってください…！ (2021年8月28日 5時) (レス) id: d9549dcc9a (このIDを非表示/違反報告)
うた(プロフ) - まさか、メンバー全員が夢主ちゃん好きだったとはwwww夢主ちゃん凄いwジミンとユンギとナムさんヤバいですね(*´-`)pink本当にありがとうございますm(__)m助けてくれた人は誰なのか！？更新頑張ってください！ (2021年8月27日 22時) (レス) id: 64778f9b39 (このIDを非表示/違反報告)
美海(ﾐｳ)(プロフ) - うたさん» 終わりに近づいているのもあって、pinkを増やしていくと思います！！いつも応援していただいてありがとうございます！！ (2021年8月24日 23時) (レス) id: d9549dcc9a (このIDを非表示/違反報告)
うた(プロフ) - 夢主ちゃんを助けてくれた人、誰なんだろう…弟思いのホソクめっちゃ良いです…ホソクはBTSとARMYの希望ですね！ピンクシーンも最高です( ；∀；)更新頑張ってください！ (2021年8月24日 23時) (レス) id: 64778f9b39 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：美海(ﾐｳ) | 作成日時：2021年8月3日 23時
