トップアイドルの裏の顔に触れてしまった。【BTS】 (ページ42)

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腹ごしらえページ42

私を好きになるなんて、あの天下のバンタン様がねぇ…あるわけないでしょ。

そう思いながら車から降りてやってきたのは、

『わぁぁぁ…おいしそう…！』

すっごいおしゃれなレストラン。

雑貨が飾られているのだが、そのセンスが猛烈に良い…。

YG「ここ、俺のおすすめの店なんだ。パスタが美味いぞ。」

『そうなんですね…！じゃあ、私パスタにします。』

YG「俺も。」

私はトマトクリームパスタを注文した。

ユンギオッパはカルボナーラを。

YG「なんか、デートみたいだな。」

『デート！？ユンギオッパと？恐れ多いですよｗ』

そう笑って見せたが、本当に恐れ多い。

そもそも、BTSのメンバーと出かけていること自体が奇跡そのもの…。

そこまで考えると、急に自分がみすぼらしくなった。

こんなに紳士的でかっこいい人の前で座っている私は、特別美人なわけでもなく性格が良い自信もない。

YG「どうした？」

『え？いや、だって、私ってBTSのメンバーに釣り合わないなって…。』

YG「それはBTSっていう有名な名前があるからだろ。今、お前の目の前にいる男はただのミン・ユンギで、シュガじゃない。」

まぁ、それはそうだけど…。

ミン・ユンギ＝シュガは成り立つ。

しかし、少しほっとした自分がいた。

だって、私自身が気にしているだけで、当の本人は私を認めてくれているみたいだったから。

やっぱりBTSと私とではどうしようもない壁があるし、住む世界が違う。

それでも、彼の言葉はこれでもかと言うくらいに私をほっとさせた。

『ユンギオッパ、人を安心させるプロですね。』

YG「歌詞書いてますから？」

そうドヤ顔で言うユンギオッパ。

微笑ましいなぁ…ｗ

店員「お待たせいたしました。トマトクリームパスタとカルボナーラでございます。」