トップアイドルの裏の顔に触れてしまった。【BTS】

なんで。 ページ25

YG side



にこやかにAと皿を運ぶジョングガを見て、思わず声が出なくなった。



ジョングガの態度は、心を開いた相手に取る態度だったから。



『お前、もしかして…』



JK「ヒョン、すみません。俺、寝返っちゃいました。」



そう言ってAに抱き着く。



マジかよ。



A「ちょ、抱き着かないでくださいよ。またお皿割るつもりですか？」



JK「破壊神の称号がついちゃう！ｗ」



なんでそんな楽しそうに話してんだよ。



JK「ヒョン、朝ご飯食べます？」



『お前は食うのか』



JK「もちろん！」



A「///」



『俺は………。』



悩む必要なんてないんだろうな。



ジョングガが心を開いたんだ。



じゃあ、サセンでも無ければ悪い奴でも無いんだろ。



でも、お前ほど素直に寝返るのは俺には無理だ。



A「あ、あの、すみません。パンを用意しておきました。私が作ったわけではないので、良ければ食べてくださいね。」



『言われなくてもそうする。』



俺はどうも、素直になるタイミングを失ったらしい。









JK side



ユンギヒョン、食べないんだ。



きっと、それでもAはめげずにユンギヒョンの分まで作るんだろうな。



いつユンギヒョンが食べに来てもいいように。



でもいつか、諦められたら？



ヒョン、早く素直になった方がいいのでは？



俺が言えた口では無いけど…。



A「ジョングクさん、大丈夫ですか？」



『ん？大丈夫。それより、敬語使わなくていいよ。』



A「え、そんな、失礼です！」



『呼び方も堅苦しい。グクって呼んで？』



A「え、えぇ…。うーん、すぐには無理かもしれません…けど、頑張ってみます。グ、グクさん…。」



『グク。』



A「っ…グク、」



「よくできました」と頭を撫でると、トマトのように赤くなるものだから可愛い。

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