トップアイドルの裏の顔に触れてしまった。【BTS】 (ページ16)

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朝ご飯ページ16

私が温めたご飯を爆速で食べている間、ユンギはメンバー全員分の朝ご飯を作ってしまった。

そして、私と向き合う形の席に座ってモグモグと朝ご飯を食べ始めた。

なぜそこに座る…？

他にも席はあったろうに…。

気まずすぎてご飯がおいしくない。

一刻も早くこの空気から逃げ出したくて、小さな声で「ごちそうさまでした。」と呟いて食器を運んだ。

ずーーーっと無言じゃん。

ジミン…なんで私を買ったのよ…。

あの時逃げ出していれば良かった。

私が食器を洗う準備を始めると、ご飯を食べ終わったユンギが食器を持ってきた。

YG「どけ。」

『っ…い、嫌です。』

YG「ちっ、」

そう言って食器を置き、自分の部屋に戻った。

…はぁ、なんなのよ、もう。

JN「ひゃっひゃ、随分冷たくされてるね。」

RJのパジャマ…可愛い。

『あ、ジンさん。おはようございます。大丈夫ですよ。私なんてただの家政婦もどきですし。好かれようなんて思いませんし。』

JN「僕の弟がごめんね。洗うの手伝うよ。」

『あ、いや、』

JN「いいから。ヒョンに任せて。」

『あなたは私のヒョンじゃないです。』

JN「まぁ、オッパだよね。」

『オッパでもないです。』

私達は赤の他人。

親密な関係なんかじゃない。

『どうして私なんかに普通に接するんですか。』

単なる疑問だった。

JN「ん？そうだなぁ…同じ人間だからかな。」

そう言ってスマイルを見せてくれるジン君。

同じ人間…

でも、生きてる世界が違うじゃないか。

一つ屋根の下で生きてることがまず奇跡なんだから。

JN「なんか寂しい事考えてるでしょ。」

『…すみません。』

私はジン君のやさしさに甘えて食器洗いを任せて、リビングの床に座り込んだ。

JH「おはようございます、ヒョン。あ、Aちゃん。おはよう。」

『おはようございます。』

JH「ん？なんで床に座ってるの？ソファに座ればいいのに。」

『私が皆さんのソファに座るなんて恐れ多いです。それに、全世界のarmyに殺されますよ。』

JH「はは、変な所で謙虚だなぁ。別にいいのに。」

『いえ、結構です。』

ホビホビ…流石我らの希望…。

でも、その優しさには漬け込めません。

気を使わせているのも申し訳ない。