遅刻、 ページ21
案の定、遅刻したAは教室に入ることを躊躇っていた
「てつろーのせいにして入るかーー」
いや、とあれこれ考え始め、教室に入らないA
「てか、よりにもよってなんで5限が生物ーーー、」
そう、５限 生物 の先生は2年１組担任 であった
Aの1番苦手な先生の授業、それに遅だしてしまったのだ
「よし、もう普通にいこーーーう」
「めんどくせーー」
ちらっと毒を吐き、ガラッと教室の"前"の扉を開ける
「すいませーん、遅刻しましたーー」
そう言って自分の席へと移動し始めた
先「おう！頭、だいじょーぶかー？」
そう言って、教科書片手に授業を再開した
「お、ラッキー(虎がうまく言ったのかーー)」
山「(ふっ感謝しろ！！)」
そう、Aが黒尾と孤爪と別れ、チャイムがなり終わった校内をゆるゆると歩いているとき
ガラガラガラッ
先「よぉーーし！やんぞーー！席つけー」
山「(あれっ遅刻か、)」
出席をとりはじめ
先「あれ、狐野は遅刻かぁーー？」
山「えっと、、、頭うって保健室行ってからくるみたいデス」
あきらか嘘だとわかるその発言に
先「お、狐野あほだなぁーー 高校生で頭うつほどやんちゃすっかー？」
クラスー山.先「(うん、山本はともかく、この先生も馬鹿だった)」
先「よし、じゃあー授業すっぞー！」
この先生、実は先生であるにもかかわらず生物以外
必要以上の学力はない、そして面白ければそれでいい精神で動くのである
山「(なんか軽くディスられた気が、)」
そう身震いする山本をよそに先生は授業をし始めたのだった
それからAが入ってきて今に至る
「(そういえば、この人の授業は起きてないとだったーーー)」
教科書を開け、何も書かれていないノートに、シャーペンを持った手を置きながら窓の外を眺め頬ずえをついた
「(たいくつだなーーーー)」
そして、またもバレーのことを考え始め、しばらくして先生に当てられたAは気づかずにまたどやされていたのだった
山「(いやぁ、いい仕事したっ！！)」
Aは５限が終わってそわそわしながら来た山本に若干引きながらもだるそうにお礼をいい終わった
山「やっぱし、俺はAの相棒になる男だなー！！」
そう言い窓に向かって叫び始める山本
それを眺めため息をつき机に伏せるA
「虎、おれの相棒なら寝るとき邪魔しないーーー」
そう言うとばっと静かになりふっと笑い
山「さすが、優秀な相棒だ、さすが俺」
「ｽｰ...ｽｰ」
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シオ(プロフ) - ここっとさん» 初コメありがとうございます！！頑張ります！！！ (2017年3月23日 23時) (
レス) id: 7cf7f43f28 (このIDを非表示/違反報告)
ここっと(プロフ) - きつねさんかわいいです！クロに甘えてるところなんかもう…やばいです(語彙力無くてすいません…)更新楽しみにしてます！がんばってください (2017年3月23日 17時) (レス) id: fbaff93bcc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シオ | 作成日時：2017年2月16日 19時
