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そのあと、相手校について監督とコーチが調べた情報を見ながら話し合って、続きは部活のときすることになり、解散になった

みんなぞろぞろと帰ってく中
黒尾と孤爪がドアの前で立ち止まっていた
しかし、どちらも話はせず、じっとAの方をみている

「おれ、あっちでおれなりに頑張った」

「けど、」

「どんだけ音駒の力になれるかわかんないっ」

悔しそうに力いっぱい拳を握り、下を向いて黒尾と孤爪と目を合わせようとしない
しかし、静かにAをじっと見つめ、何も言わない2人


「おれ、1年死にものぐるいでやった」

「けど、実際やって証明しないと言い訳にしかならないのはわかってる」

「....っ」

静かに黒尾がAに近づくとわしゃわしゃと撫でる

黒「それをフォローするのが俺らだ」

「何回止められよーが俺らが繋げてやる」

「安心して飛べ」

最後にAの額にデコピンをしてから「頼りがいあるおれがいる」、とニカッと笑ってゆったりした速度で階段まで歩いていく途中、孤爪の頭をわしゃっとなでて行った

乱暴な撫で方で不機嫌そうな孤爪はちらっとAの方をみて

孤「少なくとも音駒はAが不安がるほど弱くないよ」
「リエーフはレシーブもサーブも下手くそだけど」

そう言い残し、携帯片手に階段を降りようとした

ところが

「けんまーー 携帯しまうっ」

「あと、リエーフサーブも下手くそって初耳」

「レシーブ共々鍛えてやるっ」

孤爪の腹に手を添え、階段を降りるのを阻止し、孤爪の持っている携帯をもう片方の手で取り、孤爪の制服のポケットに入れた

孤「いいとこだったのに、 それ夜久さんみたい」

またも火がついたAになにを言っても聞かないとおもったのかはぁーっとちいさくため息をつきされるがままにされる孤爪の手をいつの間にか腹を支えていた手でつかみ、階段を駆け下りていくA
そして、黒尾のところまでつくとぱっとスピードを落と隣を歩く

黒「ふっきれたみたいだな」

黒尾よりすこし下にいるAの顔をチラッと見てふっと笑う黒尾にAはニカッとわらって

「えーー、あたりまえじゃん」

「なんたって、音駒は強いもーーん」

孤爪は繋がれた手を見ながらふっとちいさく笑った


3人仲良くのんきに歩いていると

教室に向かうであろう先生が3人に気づき

「チャイムなるから急げーーー」

と声をかけるので、黒尾が携帯の時計をみると
慌ててAと孤爪を急かし走る黒尾

遅刻、→←お昼



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シオ(プロフ) - ここっとさん» 初コメありがとうございます!!頑張ります!!! (2017年3月23日 23時) (レス) id: 7cf7f43f28 (このIDを非表示/違反報告)
ここっと(プロフ) - きつねさんかわいいです!クロに甘えてるところなんかもう…やばいです(語彙力無くてすいません…)更新楽しみにしてます!がんばってください (2017年3月23日 17時) (レス) id: fbaff93bcc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シオ | 作成日時:2017年2月16日 19時

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