いつか逢えたら (ページ9)

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YG ページ9

MG 「ホソク！おまえ『クム』に行ったんだって？」

いつものようにマネヒョンが差し入れを買ってきたと思ったらホソクに話しかけた。

メンバーが注目する中なんて事無いようにホソクが答えた。

JH 「聞きました？気になってたんで行ってみたんだけど、本当にくつろげました。良い店教えてもらってありがとうございます‼️」

JIN 「良い感じだったんだ…」

JH 「いやぁ～、驚いたことにお店の２人が僕の事わからなかったんですよ。マネヒョンの名前とBTS って言って、やっとわかってくれた感じで。」

RM 「お店で飲んだ方がきっと美味しいよな…」

TH 「僕も行きたかった… 今度一緒に行きましょう‼️」

JM 「いいね！変装して行けば大丈夫っしょ！」

MG 「お前ら、自分達の知名度考えてるか？ばれたら迷惑かけることになるぞ！」

JK「何人かずつで行けば？ホソギヒョン、行けそうなお店でした？」

JH 「う～ん… 奥のテーブルなら見えにくいから行けると思う。予約必須だけどな。」

皆のカフェに行く計画を聞きながら差し入れのアメリカーノを飲む。

うまいな… 確かに店で飲めば香りも逃げないだろうし、もっとうまいか…

でも、正直、めんどいな。

俺は買ってきてもらえればいいや。

JH 「バリスタ、Aさんっていうんだけど、かわいかったよ。オーナーのソヌさんと付き合ってるのかな？」

MG 「付き合ってはないと思うよ。幼馴染みだって言ってたぞ。」

JH「そっか♪」

ふ～ん、ホソクは気になってるんだな、そのバリスタさん。

ふと目に入ったカップにメッセージが書いてあった。

［BTSの曲聴いてみます！］

聴いたこと無いのかよ… 心の中で突っ込みながら他のカップも見てみれば

［スムージーで好きなフルーツは？］

［アメリカーノの濃さ調節します。］

［欲しいもの、イジュンさんにリクエストして！］

etc…

おもしれー奴だな。

全く行く気が無かったのに、少しだけ興味が出てきた。

YG「なぁ、マネヒョン、今度行く時、めっちゃ濃いめのアイスアメリカーノと、豆買ってきて。」

MG 「あぁ、わかった。ユンギは店に行こうとか思わないの？」

YG 「ん？めんどい。」

JK「そんなこと言わないで、行きましょうよ～」

甘えたように腕を掴んでくるかわいいマンネの頭を撫でて「またな」と答える。

TH「あっ！カップにメッセージ書いてあるよ！」

俺の方が先に見つけてたんだぞ。

変な優越感を密かに感じながらクッキーをつまんだ。