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JH ページ7

最近マネヒョンが差し入れてくれたアメリカーノ… すごくおいしかった。

ちょっとつまめるスウィーツも、スムージーもおいしくて最近はメンバーもリクエストするほどのお気に入りだ。

女性のバリスタだって聞いたけど、どんな人なんだろう…

包装に添えられたカードにお店の場所が書いてあるのを見て、そっと自分のカバンに入れた。

 


JK「ホソギヒョン、出かけるんですか?」

JH「うん、ちょっと買い物してくるから。」

久しぶりの半日オフ、ずっと気になっていたカフェに向かう。

グクに内緒にしたのは、バレたら絶対着いてくるのがわかっていたから。

周りからの期待というプレッシャーに正直、疲れていた。

今日は独りでゆっくりと過ごしたい。

そんな時もたまにはあるよね…

お茶をするには少し遅い時間になったけど、カードを手がかりに店を探していく。

『クム』と書かれた看板を見つけるとドキドキしながら入口のドアを開けた。

静かな店内にはピアノの曲が流れていて、誰もいなかった。

いないと思ったが、もう一度店内を見回すと…

カウンターの1番端の席で壁にもたれて眠っている女の人が1人…

なんだか難しい顔をして寝てるな… お店の人かな?

”どうしよう…“そう考えていた時、彼女の目から涙がツーッとこぼれた。

苦しそうな、悲しそうなその表情があまりにも綺麗で見とれてしまった。

どのくらい見とれていたんだろう…

”トントン“と肩をたたかれ驚いて振り向く。

SN「いらっしゃいませ。ごめんなさいね、うちの店員、ちょっと休憩中なんです。」

小声でささやくように話しかけてきた男の人は背が高くて、アイドルを見慣れている僕から見ても格好良い、爽やかイケメンだった。

 「休憩中… じゃあお店も閉まってましたね、開いてると思って来てしまって…」

SN「大丈夫ですよ。こちらへどうぞ。」

彼女の眠っている反対側のカウンター席に案内されて座る。

アイスアメリカーノを注文してから…
どうしても彼女に目が行ってしまう。

いけないと思いながら目が離せない。

”綺麗な人だな…“

彼女の瞼がゆっくりと開いた。

まだ眠たいのか、ボーッとしていて可愛い。

A「あっ、失礼しました!いらっしゃいませ!」

慌てて立ち上がった彼女に爽やかイケメンが歩み寄ってきた。

SN「少しでも眠れて良かったな。」

そう言いながら彼女の頭にポンポンと手をやる彼の眼差しはあまりにもやさしくて…

もしかしたら、恋人なのかな?

私→←私



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作者名:はは | 作成日時:2023年8月14日 15時

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