YG ページ12
TH「楽しかったなぁ〜。」
JM 「また行きたいね…」
JK 「ホソギヒョンに頼むか… お店に電話したらいいでしょ♪」
ホソクと一緒に行ってからマンネたちの会話に『クム』がよく出てくるようになった。
マネヒョンの差し入れも『クム』の物が多く、行ったこともないのに常連になった気分だ。
JIN 「ユンギヤ!僕たちも行ってみない?お店の人もいい人みたいだしさ!」
「ん? 今作ってる曲がアップして、暇だったら。」
JIN「そう言って、暇だとすぐに寝るくせに!」
RM「そういえば、最近特にすぐ寝てるような… 体調悪いんですか?」
「いや、体調は悪くない。ただ眠いだけだ。」
そう、眠いだけ…
やけに眠たくて、短い時間でも寝ると夢を見るようになった。
夢なんて忘れてしまっていたのに、最近は連続ドラマみたいに断片的に覚えてる。
内容ははっきりしないけど、いつも1人の女が出てきて、その女に出会うと安心するんだ。
名前も、顔もわからない女なのに…
JIN 「ジェイホ〜プ!今日はヒョンラインで行こう。連れていってよ!」
ヒョンがホソクに絡みに行ったけど…
さっきからスマホを見て難しい顔してる。
JH「あー、ちょうど今、ソヌヒョンと連絡とってたんですけど、Aヌナが体調悪いみたいで、店休するらしいです。」
TH 「ヌナ、大丈夫ですか?」
JH 「寝不足で体調崩しちゃうことがあるって言ってたから、それかな…」
JIN 「残念だけど、体調悪い時にWWHが行って驚かせたら悪いから良くなったら行こう! あー、でも、こんなイケメン見たら眩しすぎてまた体調悪くなっちゃうかな〜、ヒャッ、ヒャッ♪」
心配そうにしていたホソクの肩を抱くように軽口を言うヒョン。
ヒョンなりの優しさにホソクにも笑顔が見られた。
そっか、今日は行けないんだ…
なんだかんだ、がっかりしてる自分に気づいて、1人で苦笑いした。
メンバーとの仕事が終わり1人で作業室にこもったはいいが… 作業が進まない。
少し気分転換するか!
帽子を目深にかぶり散歩する。
事務所の近くだからアーミーがいるかもしれないけど、意外と気づかれないもんだ。
なにも考えず、裏通りを歩く。
「おっ、元気か?」 “ニャ”
自然と野良猫に声をかけてしまってから周りに誰かいたらと見回す。
道端に人影があって“ヤバッ”と思ったけど、様子が…
壁にすがるようにして立つ女の人…
つらそうにしかめたその顔は真っ青で普通じゃなかった。
298人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はは | 作成日時:2023年8月14日 15時