The eighth member (3) (ページ10)

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テーマパーク④ ページ10

？「あの…錦戸くんと作原くんですか？」

黄「ん？」

携帯から顔を上げると女の子2人が立ってた

女1「やっぱり本人や…！」

女2「私達ファンなんです！」

黄「ありがとう。でもAが寝てるからもうちょい静かにしてもらっていい？」

女1「すみません！」

黄「あー･･･プライベートやから、これっきりでそっとしといてもらえる？Aが楽しんでるから。ファンの子と会うとアイドルしてまうやろ？」

女2「わかりました。これからも応援してます！」

そう言って女の子達は去っていった

まぁAは気づいてなかったと思うけど、ちらちら見られてたからそろそろバレるやろなとは思ってた

前にAと出かけた時にファンの子に声かけられて、声かけられる前と後でAの雰囲気が変わったのが気になった

テレビ用ってほどではないけど、完全に自然体ではなく誰かに見られてるのを意識してますって感じになっててプライベートやのになって思った時があった

だから声かけられる前に早めに乗って、帰ったらええやと思ったのが裏目に出てAがしんどなってもーた…

黄「ごめんな。しんどい時はすぐ言いや。」

帽子越しに頭を撫でた

「んぅ…？りょーちゃん…？」

黄「起こしてもた？もう大丈夫か？」

「ん。ちょっとマシなった！」

黄「よかった。」

「よし。続き乗りに行こか！」

黄「もう無理すんなよ。」

「わかってるよー。りょうちゃん、心配してくれてありがとーな。」

黄「おん。」

素直にありがとうって言われるとちょっと照れるけど、嬉しいもんやな