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「キムさん入りまーす」
スタッフの声で一斉にこちらを見たメンバー
私はドレスの両端をキュッと握って下を向いてぽつんと立ち尽くした
JM「すごく似合ってるね」
「え···」
頭上から言われたその言葉に顔を上げると
メンバーが私の周りを囲っていた
穴があったら入りたい·····まさにそんな状況だった
JK「一番似合ってる」
「そんな···っ」
JH「はは···照れてる？」
「っ·····」
JN「そりゃあこんな状況だとそうなるよねー」
TH「大丈夫だよ
ちゃんと俺らがリードするから」
「あ···」
まただ·····
また彼があの笑顔をくれた
JM「そうそう·····Aちゃんはちょっとだけ頑張ったらいいよ」
YG「··········適当かよ」
JM「ふふふ···笑」
NJ「本当に緊張しなくて平気だからね」
JH「リラックス大事！」
「はい·····笑」
やっぱり私はこの人たちが大好きだ
だってこんなにも皆優しいんだもん
撮影をされる空間にはソファーが置いてあった
カメラマンの指示で順番にスタンバるメンバー
私は最後に誘導されてテテとグクの間に座らされた
後ろにはジミンちゃん周りにはそれぞれメンバーが居て
そんな状況に口から心臓が出てきてしまうと本気で思った
カメラマンが演技指導を始めるとメンバーの顔つきが変わる
そして私も変わった··········違う意味で←
ジミンちゃんは後ろから首に息がかかってしまうほど顔を近づけて髪を触るし
テテは私の手をとって彫刻の顔面にそれを添えるし
グクなんて足を組んだ私の太もも触って涼しい顔で前向いてるし
ちょっとやり過ぎだってこれはっ···！汗
セクシー
逆ハーレム
卑猥
こんな言葉がぴったりなんじゃないかと思う
私も「悪女みたいな感じで」とかカメラマンに言われて
わかるわけねぇだろ···と思いつつ指示をされる全てをただ必死にこなしていた
この際だから思いっきり楽しめと思った私は撮影が終わるころには完全なビッチに仕上がっていた←
.
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作者名：ぷ
| 作成日時：2020年7月13日 2時
