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NJ「お待たせキムさん」
１０番の人が歌い終わるとまた爽やかに笑ったナムに言われて私はその場に立ち上がった
すると同時にテテも立ち上がった
トイレかな？←
なんて呑気に考えていた私
NJ「キムさんは『Friends』って曲知ってます？」
「え···？あっ···はい·····」
投げかけられた質問に戸惑う
私選曲『Friends』じゃないよ？
間違いだって言おうと思った私にまたもナムが口を開いた
NJ「歌える？」
「はい···？」
NJ「じゃあテヒョナお願い」
TH「はーい」
「えっ···」
返事をしたテテはスタスタと私の隣にマイクを持って立った
ポカンとする私を見てテテがニコッと私に微笑む
NJ「キムさんにはキムテヒョンと歌ってもらいます」
ｻﾞﾜ···
「っ·····」
さっきよりもザワつく候補者たち
私もびっくりして目を見開いた
そんな私にテテが「ジミナのパートわかる？」って聞くから「多分·····わかります」って答えた私
TH「多分なの···笑」
「すみませんっ···汗」
TH「わからなかったら俺の目見て？
ちゃんと合図するから」
ちょっと待ってキムテヒョンっ···！！←
ただでさえ一緒に歌うのに戸惑ってるのに
あなたの目を見て歌えとっ···？！
絶対に無理だ
後ろの候補者たちのざわつきもあるし何よりメンバー全員に注目されてるんだよ？
こんな状況でそんなこと·····
TH「大丈夫
絶対気持ち良く歌わせてあげるから！」
「·····わかりました」
テテの目はすごく自信に溢れていて
普段は四次元なんて言われてるけど
この人はこうやって人の心を落ち着かせてくれるんだって思った
そんな彼に感謝しつつ私は渡されていたマイクを強く握った
もうこんなこと一生ないもんね？
心の準備を整えた私はナムに視線を向けた
NJ「じゃあ曲お願いします」
.
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作者名：ぷ
| 作成日時：2020年7月13日 2時
