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「っ·····」
居る·····大好きなメンバーがすぐそこに
数人のスーツを着た人に挟まれて７人がそこに座っていた
本当にかっこいい·····私服かな？すごくオシャレ
呑気にそんな事を思っていると何だか妙に違和感を感じた
メンバーのそれぞれの顔を順番に見ていたときなぜか全員と目が合ってしまう
もしかして皆私を見てるの？
いやいやいやいや···
どこまで自意識過剰なんだよ···呆
・・・だって本当に誰見ても目が合うんだもんっ···！汗
私が焦ってオロオロしていると「では今から始めたいと思います」とナムの一言
進行役はナムなんだ
ダンス·····面接·····
順調に進められるオーディション
そして歌
やっぱり皆バラード中心の歌いやすい歌を選曲していて「ソヨンの言う通りだ」なんて思っていた
６番の人が歌っていたときはもうド緊張過ぎて心臓バクバク
その人が歌い終わると私は膝の上に置いていた手をギュッと握った
NJ「じゃあ次は·····８番の方」
「え·····」
飛ばされた·····？
何で·····？
··········歌わせてももらえないんだ
もう帰ってやろうかななんて思っていた私に飛び込んできたのはナムのありえない言葉だった
NJ「ごめんねキムさん
そんな落ち込まないで···笑」
「え···？」
NJ「キムさんにはちゃんと最後に歌ってもらうから」
ｻﾞﾜ···
えっ···何···どう言うこと？
ナムの一言に一瞬ざわついた他の候補者
メンバーやスタッフらしき人たちはわかっているのか無表情
NJ「だからまだ緊張しといてくださいね···笑」
爽やかに言い放つナムに私は「はい」って言うしかなくて
何だよこの展開なんて思いつつふと隣のテテに目をやると
私に向けてすごく優しそうに微笑んでいた
え···
何よテテ
その笑顔反則級に素敵すぎる←
テテに耐え切れなくてぱっと視線を外した
そんな私にテテが再び笑いかけたなんて全然知らなかった·····
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作者名：ぷ
| 作成日時：2020年7月13日 2時
