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ｶﾞﾁｬ···
入った瞬間に感じる９人の視線
皆が目を見開いてこっちを見ている
えっ···何でそんなびっくりしてるの？
それより私は目を疑った
パンPD
私前言ったこと取り消します
だって目の前には何でも出来そうな超絶美人が９人も居たんだから
··········無理無理無理無理
こんな中から選ばれるわけないってっ···！
その瞬間自分の合格は絶望的だと判断した
「皆すごく綺麗だよね」
「えっ···？」
突然声をかけてきたその子はもちろん同じオーディションを受ける9人のひとり
「いやいや···あなたも十分綺麗ですよ？」
「ありがとう···笑
ねぇあなたが入った瞬間皆が驚いた理由わかる？」
「皆私を見て『何この子』·····みたいな？」
別にわざわざ言わさなくても良くない？
何か顔に似合わずイヤミーな子だな
「皆あなたが綺麗過ぎて驚いたのよ
あなた自分の容姿ちゃんと鏡で見てる？笑」
···············はい？
何言っちゃってるのこの子
あっイヤミーって言ったのは取り消します←
「あ···りがとう」
「いいえ···笑
私はユジン」
「Aです
頑張ろうねユジンちゃん」
時間がくるまで控室で待たされている候補者たち
私はどうにも落ち着かなくて部屋の中をソワソワと歩いていた
スタッフらしき人の「皆さんお願いします」の一言にどくんと鳴った自分の心臓
腕に付けられてる７番のステッカー
·····少しこれに感謝かな
だってラッキーセブンって言うでしょ？
私たちはメンバーが居るであろう部屋の扉の向こうへ順番に入っていった
.
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作者名：ぷ
| 作成日時：2020年7月13日 2時
