顔も知らない君へ〜JK〜

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翌日




空港




「グク···気をつけてね」


JK「うん···またれんらくする」


「うん」




Aより早く起きれた俺は


朝に日本語で言う『どちゃくそに可愛い寝顔』を堪能した


起きて照れくさそうに布団を顔に被ったAには笑ったけど


起きる前にこれでもかってくらい写真撮っといたからね


もちろん俺だけの秘密






JK「あ···そうだ」


「ん？」




俺はリュックからあるものを取り出した


実際に会えたからもう渡す必要はなかったんだけど


やっぱり俺の正直な気持ちが書いてあるし···




「·····てがみ」


JK「そう···Aに会えると思ってなかった時に書いたやつ」


「ふふ···ありがとう」




日本行きのアナウンスが流れる


やっぱり凄く帰りたくない




JK「·····A」




ｼｭﾙ···




ｸﾞｲ···




ﾁｭｳ···




「ん·····」




マスクをずらすのと同時にAの頭を引き寄せて


その唇にキスを落とした


少しびっくりしてたけどちゃんと目を閉じてくれた彼女にまた胸が苦しくなる





JK「··········行かなきゃ」


「グク？今度は私が会いに行くね」


JK「·····うん」


「バイバイは言いたくない···行ってらっしゃい」




ﾁｭ···




JK「っ···」




俺の頬にポッポをしてくれたA


照れくさそうに···けど幸せそうに笑う彼女


俺は絶対この笑顔を守るんだ






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