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「あの···Vさん？待ってて頂いてたのに大変恐縮なんですけど···
私···終電無くなっちゃうんでお先に失礼してもよろしいですか？」
TH「あのねぇ···呆」
「えっ···汗」
TH「こんな時間まで待ってて用事済ませたらはいさよならーなんてしないよ」
「···そうなんですか？」
TH「ﾊｧ···とりあえずこれ教えて」
「あー···」
Vさんが見せてきたのはスマホ
連絡先の交換をしろってことだよね？
TH「カトクは？」
「してます··········これがIDです」
TH「···よし」
凄い
私···Vさんと連絡先交換してる···
TH「送ってくよ
どうせ自分だけならタクシー使わないだろうし」
「さすがにそこまでパボじゃないですよ···苦笑
もうあんな思いは懲り懲りです」
TH「だろうねー
A···明日仕事朝から？」
「そうなんですよー
起きられる気がしないです···苦笑」
TH「ふ···本当に鬼畜だよねうちの事務所」
「ふふ···もう慣れました
最近は特に忙しいです」
TH「·····俺んちおいで」
「はい···？」
一瞬聞き間違えたかと思った
今Vさん家に来いって言った？
TH「俺んちからの方がまだ寝坊出来るでしょ？
徒歩5分最高ー」
「そこまで変わらないような気が···
そんなにご迷惑かけられないです」
TH「·····本当にAって面白いよね」
「え？」
TH「俺がこんなこと言うのも変な話だけど
普通のヨジャなら喜んで着いてくんのに···笑」
「··········そうなんですか
んー···やっぱり私の感覚っておかしいですかね」
TH「良いんじゃないの？
ほいほい着いてくのも何かやだ···笑」
「ふふ···」
TH「·······おいでよ
１回来てるし緊張も何も無いでしょ」
「じゃあ···よろしくお願いします」
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作者名：ぷ
| 作成日時：2020年7月27日 17時
