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忙しそうだな
足早に消えてったスタッフさんを見送る
私は綺麗にジャケットを畳んでそのソファーに置いておいた
取りに来るよね···？
寒いしすごく有難かった
それにしてもこの香り
どこかで嗅いだことあるよーな···
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TH side
TH「··········さすがに帰ってるか」
仕事が終わってAが寝てたソファーに戻ってきた
そこにAの姿はもちろん無くて
代わりにソファーの上に俺が彼女に被せておいたジャケットが綺麗にそこに置かれていた
【ありがとうございました。とても暖かかったです。】
TH「··········ふ」
服の上にはちょこんと置かれたメモ
綺麗に綴られた文字は彼女の人柄を表してるようだった
メモをポケットに突っ込んだ俺は自身のジャケットに腕を通す
ほんのり彼女のあの香りが鼻を掠める
あれからAに会うことはほとんど無かった
事務所で見かけても遠目に確認するくらい
彼女はいつも忙しそうに仕事してるイメージ
マネジメントの部門じゃない人ってこんなにも関わりないんだなって改めて痛感した···
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作者名：ぷ
| 作成日時：2020年7月27日 17時
