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side WOOZI
本当に。まさかAなんて。
あの、Aが1位をとった日、俺たちはメッセージを送った。
Aからはしばらくたってから「みんなありがとう。」と返事が来た。
それを見た俺たちはやっぱり嬉しかった。
Aは、俺の作る曲と詩をいつも褒めてくれた。『ジフンの曲はあったかくて好きだな。 なんか優しさに溢れてる。 ジフンみたい。』
そんな風に、、、
あの時、Aは何も言わずに事務所を退所していて。
なんで急に? 芸能界の夢を諦めたのか?
なんで言ってくれなかった?
そんな感情でいっぱいになった。
そして、アイツと最後に話をしたのはスニョンだった。
『Aは辞める理由は教えてくれなかった。でも約束した。』
そう言った。
『また会える、絶対。ってアイツは俺に言ったんだ。だから夢を諦めたわけじゃないと思う。 いつかきっとまた会える。そのためにも頑張ろうぜ。』
その言葉は力強かった。
いつものみんなを笑わせようとおちゃらけるスニョンでも、ダンスに熱中する怖いくらいの情熱的な目をしたスニョン、それとも違う。
アイツのこと信じてるんだって、そう思うような優しい目で。
俺たち3人みんな、その日を境にまた熱心に練習した。
そんなAとの再会。
ジュンフィはただ目を丸くして、その目はキラキラしていて。
ウォヌは嬉しそうにはにかんでいた。
俺も、、嬉しい。
*
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作者名:mijeon | 作成日時:2016年5月13日 2時