*＊§何度でもキミに贈る§＊* (ページ9)

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((ジリリリリリリリリリリリリ！！

とてつもない大音量で突然鳴り出したソレは、どうやら受け付け時刻の終了を表すものだったらしい。

ハンター協会からの新手の嫌がらせかと思っちゃいました！！

あ、それくらい大音量だったって言いたいだけで、別にハンター協会の人達をそーゆう事する人達だって思ってるわけではないですよ？

「それじゃ、お互い頑張ろうね」

「あぁ、じゃあな」

もともとキルアくんとは試験開始までの暇潰しという目的で話していたため、取り敢えず別行動という形になった。

何でも、キルアくん曰く『受験生同士で争う事になった時やりにくいだろ？』とのことで。

本当に、どういう教育を受けたらそんな発言ができる様になるんだか、、、。

「＿＿＿＿＿＿＿＿承知致しました。
　第一次試験、４０４名全員参加ですね」

っと、試験に集中しないとだよね。

何か重要な事とか聞き逃して試験落っこちた何て言おうものなら皆絶対馬鹿にしてくるでしょうし…

「申し遅れましたが、私一次試験担当官の
　サトツと申します。
　これより皆様を、二時試験会場へと
　ご案内致します。」

試験官、、、改めサトツさんはそう言うと、この地下会場の奥、私達が入ってきた方と逆方向へと歩き出した。

その後を、他の受験生達がゾロゾロと追う。

…って、あれ？

「二次？
　ってことは、一次は、、、、？」

そう、それそれ！！

やっぱり私の聞き間違いじゃなかったみたいです。

サトツさんは二時試験会場へって言ったけど、私達受験生はまだ一次試験を受けていません。

そう、受けていない、、、筈。

うん。

「、、、もう始まっているのでございます。
　＂二時試験会場まで私について来ること＂、
　これが一次試験の内容です。」

え。

ついて、行くだけ？

「場所や到着時刻等はお答え出来ません。
　ただ、私について来て下さい。」

な、なるほど～……

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