進行距離 ３.４�� ページ36
*＊.*..
「…違うけど」
「違くありません！！」
「うん知ってる。キミはそういう人だ。
もし本当に忘れてるなら思い出させればいい話だしね。
埒あかなそうだし、それよりほら、先に進もう。」
扉も開いてるし。
ことの元凶がしれっとそんな風にいうものだから、カッとなってしまいました…
気が短いのも私の悪い癖です……！！
もっとおおらか、そうです！！おおらかにいきましょう！！
ポジティブに考えれば、イルミが試験を進める気になってくれたのは万々歳なんですから！！
いろいろとムカツ…んんっいろいろと思うところはありましたが、これで試験に集中できます！！
なにしろ敵を２人で５０人も倒さなければならないそうですから、これから大変ですよ！！
イルミの先程の殺気があれば、皆さん気絶しちゃいそうですけどね！！
なんかずるい気がするので勿論却下ですが！！
「あれ…？また密室ですか？」
開いていた扉の先へ進むと、先程と同じような広さの部屋に出てしまいました。
一本道で、この部屋の出入り口は２つ。
一つは先程私たちが入ってきた扉。
もう一つはその正面にある施錠された扉です。
まだ敵に出会ってもいないのに、この扉は一体何でしょう…
「Aはそっちね」
「…そっち？」
扉の前で頭を悩ませていると、イルミが突然指示を飛ばした。
そっちと言われて、イルミの指差した方向を確認する。
そこにあったのは、小さなボタンのようでした。
よく見たら、部屋の対角、イルミのいる場所にも同じようなボタンがあります…！！
タイミングを合わせて同時にボタンを押すと、扉はガチャンｯと音を立ててロックが解除されました。
「なるほど！！２人で協力しなさいということですね！！」
しかし本当、不思議なルールです…
２人で協力して進むこと。
1人ではこの先このような仕組みの部屋は突破できない。
つまりは足手まといのペアを置き去りにして1人で進むことも、ペアを殺してしまうことも、ペアと喧嘩することも出来なくなるというわけです。
平和なルールで大変微笑ましいですが…
意図が全く読めません。
何のためのルールでしょう。
ハンターとしての心得とかでしょうか…？
仲間と協力…的な？
「その癖も相変わらずだね。
早く行くよ、A」
「あ、はいっ！！ごめんなさい！！」
*..＊*.
ラッキーアイテム
操り人形
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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作者名：がーどれーる | 作成日時：2022年9月19日 21時
