進行距離 １.０�� ページ12
*＊.*..
((グルルルルル…ギュルルル………！！
いやぁ、本当に何なのでしょうこの不吉な音は。
想像するだけで顔が青く染まってしまいます。
一体中で何が、、？
「さぁな。」
「って、キルアくんドライ！」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿私達は、無事にヌレーメ湿原を抜けて、二次試験会場までたどり着くことができたんですけど、、。
今は、ずっと唸り声らしきものが聞こえてくる倉庫を前に、ただ待っているだけの状態です。
試験開始時刻は正午からですので、それまでここで待つように。
、、、だ、そう。
与えられた情報がそれだけだから、皆さっきから中には一体どんな猛獣が、、、？
ってドキドキドキドキしてます！！
因みに私も絶賛ドッキドキ中です！！！！楽しみすぎて！！
さてさて、ここで冒頭に戻ります。
「キルアくんは何が出てくると思いますか？」
「知らね、」
「反応が薄いです…」
キルアくんは先程からずっと上の空で、返ってくるのは生返事ばかり。
実はヌレーメ湿原で出会ったゴンくんという方が仲間を助けるために別行動を取っているんです。
ですが、それからまだこの二次試験会場に来てないみたいで。
キルアくんは口にしませんが、ゴンくんが相当心配みたいです。
私も向かった先がヒソカの待つ後方となるといろいろと別な心配でいっぱいなのですが…
でもなんていうか、ゴンくんなら大丈夫っていう謎の自信があります！！
不思議な子でしたし！！
とはいえ、私には信じて待つことと応援する事しかできることがないっていうのが現状なのです。
……そういうわけでキルアくんも上の空。
私も暇なことですし、今のうちにお兄ちゃんに連絡を入れておこうと思います。
えーっと、携帯は、、、っと。
「って、え、はい？
通知、、、多過ぎじゃ？」
みたこともない数になってるんですけど、大丈夫なんでしょうか、？
直接言わなかったとはいえ、ちゃんと伝言は頼んだはずなのですが…
仕方ない、メール辺りで済ませようと思っていましたが、電話することにします！！
呼び出し音が、小さく鳴る。
prrrrrrとコールが数回繰り返す。…ことはなく！！
ワンコールも鳴らない内に、通話口からお兄ちゃんの声が。
『もしもし、A？』
さすがお兄ちゃん、早業です…！！と思いながら、慌てて返答をする。
「あっうん、！！あのね…」
*..＊*.
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作者名：がーどれーる | 作成日時：2022年9月19日 21時
