進行距離 ０.９�� ページ11
*＊.*..
あれから、数時間。
現在は地下を抜け、ヌレーメ湿原というところに出た。
霧が濃く前方がよく見えないため、私は今サトツさんの真後ろを走っています！！
それと、私がサトツさんの真後ろを走るのにはもう一つ理由があるんです。
それはっ！！
ヒソカが殺しをしたくて疼いてるからっ！
厄介事は避けるに限ります！！
「アホ」
１人そんな事を考えながら走っていると、突然後方から罵声が飛んできた。
続いて頭にチョップが入る。
何を失礼な、と思いつつ発言主を確認しようと振り返ると、、、
「って、あ、キルアくん！
さっきぶりですね、残っていたみたいで
良かったです。」
「当たり前だ、俺がこの程度で落ちっかよ！」
それもそうか、、、。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿って、ちがーう！！
「それより、さっき何て！？」
「あ？さっき？
あぁ、お前顔に出すぎ！
コロコロ表情変わって顔芸でも見せられてん
かと思ったぜ、」
＿＿＿＿＿＿＿＿あ、それよく言われるヤツです…
むむむ、不覚。
「で、何悩んでんだよ?」
うぅ、皆と違うのはこの気遣いがあるところですね。
やっぱりキルアくん優しいです…！！
「その、後方はヒソカがちょっと…って」
「あー、、、。
やっぱAもそれで前来た感じ？」
やっぱり、ってことはキルアくんもなのかな、、、？
って、あれ？
「キルアくん、お友達ですか？」
今試験中で皆バラバラ走ってるし、大体集団になってるから気づかなかったけど、よく見たらずっとキルアくんの隣に、、、
キルアくんくらいの男の子が！！
あ。今更気付いたのは、大目に欲しいです！！是非！！
「…ちっげーよ！
さっき知り合ったんだよ、な？」
「え？あ、うん！」
なんでしょう、今一瞬、、、
キルアくんのオーラが変わったような。
…？いえ、気のせいですかね！！
「俺はゴン！もうすぐ１２歳！
お姉さんは？」
「Aです！！
よろしくお願いしますね、ゴンくん」
「うん！よろしく！」
何か、年下の男の子っていいなぁ。
癒されるといいますか、何というか。
まさかおじさんだらけのここで会えるとは、、、。
もしかして私ってラッキーガール！？
うわっほーい！！
「だから、顔」((呆
「…はい」
気をつけようとは思ってるんだけどなぁ。
言われたそばから、、、
もっと気を引き締めないとですね！！
*..＊*.
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西 - この方角に福があるはずです
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作者名：がーどれーる | 作成日時：2022年9月19日 21時
