*＊§何度でもキミに贈る§＊* (ページ15)

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「＿＿＿＿＿＿二次試験の課題は、料理よ！」

現れた試験官さんは、２人。

１人はスタイルの良いお姉さんで、もう１人は巨大な男性。

語彙力が足りなくてどのくらい巨大なのかとか説明は出来ませんが…何というか、こう、、、

凄く大きいです！！！！

それで、お姉さんの方の試験官さんが言うには、二次試験の内容は、料理だそうです。

けど、料理…ですか。

恥ずかしながら料理はあまり得意ではないのでとっても不安です…

まさかここに来て料理を作ることになるなんて思ってもいなかったので、料理修行も積んでません。

不意打ち…やはり流石はハンター試験！！

お兄ちゃんや迷惑をかけてしまったみんなの為にも落ちたなんて報告はしたくありませんから、この予想外な試験にも見事に合格して見せますよっ！！！！

メニューによっては大いに可能性もありますし、全力で臨みましょう！！

「料理？」

「何でハンター試験で料理なんだ？」

「おいおい勘弁してくれ…」

会場がざわつく中、試験官さんたちは説明を続けた。

「まず、俺の指定する料理を作ってもらい…」

「そこで合格した者だけがあたしの指定する
　料理を作れるってわけ。
　つまり、あたし達２人に＂おいしい＂と言
　わせれば、晴れて二次試験合格よ！」

ぅえー…っと、、、

説明は簡単でわかりやすいんだけど、内容がとっても難しそうです。

試験官さん好みの味付けも分かりませんし、何より難しい料理を指定されては敵いません。

少なくとも二品は作る必要があるし、そもそも料理が苦手な私が誰かに満足させられる料理を提供できるかすら怪しいところ、、、

いえいえ、決してネガティブではありませんからね！！

脳内作戦会議中ですっ！！！！

ハンターにもいろいろいて、試験内容を料理にするくらいだから、この人達はきっと、"美食ハンター"という人達…

そうじゃなければ、

よっぽどお腹が空いて仕方なかった人達、でしょうか。

…取り敢えず、仮に後者ではないとして、美食ハンターの舌を素人の私がどう唸らせるかという話です！！

「それじゃ、俺の指定する料理は……」

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