残酷な世界で Sixth

EPISODE ２４０　安心 ページ17

*＊.*..




「シアン！！
　ごめんね、本当ごめん、怪我はない！？」


「…なに言ってるの、大怪我したのは姉さん
　でしょ？、、、僕は無傷。」



＿＿＿＿ほっ。

良かった。



「A！！
　もう起きて平気なの？まだ寝てた方が」

「…ん？」


安堵したのも束の間、大声でびくりと体が跳ねる。

、、、なんだシャルか。




「…まだ痛むけどそんな重症じゃないし」



「それを重症と呼ばずして何を重症と呼べば
　いいのさっ！！馬鹿！」


、、、なっ、早々に馬鹿とは失礼な奴だなほんとに。


「…はぁぁ＿」


「、、、何そのため息？」((ムカｯ


「無事でよかった。…本当に」


なっ、、、


今怒ってたのに…

急にそんな事言われたら怒れないじゃん。。。



「…大袈裟だなぁ、みんなして」

そんな事を言いつつ、みんなが心配してくれるのが嬉しかったりもする。


昔は心配してくれる人なんていなかったから、、、



「大袈裟じゃないよ！！もー…。
　人の気も知らないで、。」


「はいはい、どーもすいませんね」



シアンの無事も確認取れたし、、、


クロロのところへでも行きますか。


「…いやダメダメダメ。
　傷開いたらどうするの！絶対安静！！」


…えぇ。


「…でも私クロロに用が」


「団長なら部屋に呼ぶから！！
　早く部屋に戻って！！」



「は、はい…」


＿＿＿＿＿＿＿＿シャル怖い。。。

*..**.

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