残酷な世界で Sixth

EPISODE ２２４　責任 ページ1

*＊.*..


「…し、シアンは！？」

電話を切ったあと、大急ぎでゾルディック家を出てタクシーを拾い、アジトまで帰った。

自室の方へ向かうと、入り口のところにシャルが立っている。



「シーｯ！！
　静かに、A。シアン今寝てるから。
　団長ならさっきまでシアンについてだけど
　丁度今部屋に戻ったよ」

尋ねると、シャルは小声でそう返す。


「あ、ごめん。そっか…」

私も慌てて声のボリュームを落とした。




＿＿＿＿クロロ、シアンについてたってことは、やっぱり責任は感じてるのかな、、、。




「わかった。ありがとうシャル」


取り敢えずシアンが無事でよかった。

捻挫って言ってたし、後々響く怪我でも無いよね、、、？





((コンコンコン

「クロロ？入るよ、、、？」


「すまないA、悪気はなかったんだ。
　…シアンの念が見たくなって見せて貰ったん
　だが、それが想像以上でついオーラを放って
　しまい、シアンに圧を、、、、、」


＿＿＿＿それで驚いたシアンが尻もちをつき、その拍子に脚を、、、。




「そっか。
　シアン、そんなに凄かったの？」


「、あぁ。
　つい戦いたくなるほどには、な。。。」


いやクロロってそんな好戦的だったっけ？

でも、そっか、、、



「キツい言い方してごめん。
　半分はクロロが悪いにしろ、事故みたいな
　ものだし、、、」

しかも何かたまに忘れるけどこれでもクロロって団長なんだよね、、、

今度プリンでも買ってきてあげよう…


「…？
　何かあったのか？お前がそんな、、、」



「失礼だな。
　お詫びに今度プリンでもと思ったけど、
　やっぱりやめとく。」



「！？
　いやすまなかったありがとうA！！」



＿＿＿＿前言撤回、やっぱ全部この人が悪い！！！！


*...**.

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