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走ったおかげなのか…
体は温まった。
あと少しだけ進もう…
この辺を通った気がするのに中々
ネットカフェが見つからない。
コンビニ１つでもあれば…
街頭の明かりも少なくなり不安がまた
押し寄せる…
早歩きで歩いてると後ろから
酔っ払いのオジサンに声をかけられた。
酔っ払い
「どうしたの？」
「そんなに急いで歩いて…」
「大丈夫？」
A
「あっ…えっと…」
「ちょっと…」
酔っ払い
「もぅ遅いから…」
「危ないよ」
あれ…この酔っ払いのおじさん
怖い人じゃなさそだなぁ…
A
「実は道に迷って…」
酔っ払い
「なーーーんだ♬」
「大丈夫だよ…オジサンが案内しよう」
A
「本当ですか…？」
「良かったぁぁー」
「ありがとうございます」
良かったぁぁ…
良い人に出会えてこれでやっとこ
ネットカフェに帰れる…
私がホッとしてるとオジサンは
こっちだよって…
来た道では無い細い道を曲がっていく。
なるほど…
近道なのかな…
地元の人かな…
私はバカだから…
疑う事なくオジサンに着いていく
すると10分くらい歩いた所で
オジサンが振り向きざまに寒いね…って
酔っ払い
「温かい場所行こうか？」ニヤニヤ
………………。
一瞬で私は血の気が引いた
これはヤバいぞ。
人通りの少ない薄暗い道に私は
連れ込まれてたんだ
早く逃げないと…
A
「あっ…私ここで結構ですので」
酔っ払い
「何言ってるの？」
「ここまで来ておいて」
「それは無いよね…アンタ…」
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作者名：プリンアラモード | 作成日時：2021年12月21日 14時
