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教室で私に60円を返してくれた平野君






平野

「はい…これね」




手が触れて緊張した…





A

「わざわざすいません」






平野

「いえいえ(笑)」








A

「あっ…聞いていい?」







平野

「うん…なぁに?」






A

「パンの購買って2時間目の休み時間?」






平野

「うん…パンなの昼?」







A

「学食と迷ってる…」


「パン混んでるかな…」








平野

「めっーーちゃ混んでるよ」


「安いし美味しいからね」








A

「そんなになんだね…」



「……」







平野

「ねぇじゃ一緒に行こう」







A

「えっ…大丈夫だよ」








平野

「1人じゃ絶対無理だよ」


「次の休み時間行こうね」






平野君に悪いな…

大丈夫かな…




寝坊なんてしなければ迷惑かけなかったのに

あーーーもーーー!!

しっかりしろ自分!!!





2時間目の休み時間になり平野君は


チャイムと同時に席を立つ






平野

「Aちゃん行くよ!」






A

「あっ!うん!わかった!」



「私は急いで追いかける」






陽キャ女子

「なんなの最近、平井さんと仲良くない?」

「分かる〜」

「席近いからね」

「ずるい…紫耀はだめ〜」




そんな事言われてるのも知らず私は

パン争奪戦に向かってる

9→←7



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作者名:プリンアラモード | 作成日時:2022年10月2日 21時

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