12 ページ12
旧校舎の階段に向かって歩いてると…
永瀬の背中が見えた
私が走って声を掛けようとした時
永瀬にピタリとくっつく女子がいた
渡り廊下を一緒に歩く目の前の2人
永瀬も笑ってる…
女性嫌いなんかじゃないじゃん
全然仲良く話してる
もしかして階段に行くのかな…
そしたら私はどうしよう
どこで食べよう
2人が見えなくなった…
私は階段へ恐る恐る行った
そこに2人は居なかった…
5分待っても10分待っても来なかった
去年までの私に戻った
私は1人でパンを食べてる
味…が…しょっぱい…
なんでだろう涙が出る
昨日1度だけ一緒に食べただけの永瀬が居ない
ただそれだけなのに涙が出る
2つあったパン
1つしか食べられないや
予鈴がなる前に戻ろう教室に
私は涙を拭いて歩く
渡り廊下を歩いてると中庭が見えた
ベンチに美男美女の2人が座ってる
あっ…永瀬じゃん…
あの人と食べてたんだ…そっか…
また涙が出てきちゃった
79人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:プリンアラモード | 作成日時:2022年10月2日 21時