僕的生き方

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『CDデビューすることが、僕の夢です。』



ピピピッという音ともにフラッシュが焚かれる。


最初は慣れずにガチガチになっていた、撮られながら話すことも、今ではもうすっかり慣れたもの。



「突っ込んだことをお聞きしますが、水上くんは個人のお仕事で大活躍されていますよね。」


『ありがとうございます。』


「CDデビューではなく、このままジャニーズJrから役者という形に肩書きを変えて活動を続けられるのかなと個人的には思ったのですが。」


『決めるのは僕ではないので上手く言えませんけど…。
やっぱりジャニーズJrとしてこの世界に入った身としては、CDデビューを目指すことが前提ですよね。
ファンの皆さんも僕のデビューを期待して応援し続けてくれているので、その期待にお答えしたいです。
それがアイドルとしての責任だと思いますから。』


「ファンの方のために、デビューを目指すと。」


『はい。
もちろん、僕自身もこの仕事を楽しんでいます。
もっともっと色んなことにチャレンジしたいので、そのためにもデビューは欠かせないかなと。』


「なるほど。」



たった1人でも応援してくれる人がいるかぎり、その人が俺のデビューを期待してくれているかぎり、俺はデビューを目指し続けなければいけない。


もちろん、元は母さんのためにこの仕事を始めたわけで、今も母さんに楽をさせてあげたくてこの仕事を続けているというのもある。


仕事が決まったと伝える度に、母さんが心から喜んでくれることも嬉しい。


でもそんな個人的な理由だけでこの仕事を続けていい立場ではなくなっていることも、もうわかっているから。



俺は、責任をもって、デビューしなくてはいけない。



責任をもって、アイドル水上Aとして成長し続けなければいけない。



「デビューに向けての、まず1歩目の目標は何でしょうか。」


『そうですね…。
やっぱりグループを組ませてもらうことでしょうか。
デビューをするためにはグループを組まないとで。
ソロデビューされた方もいらっしゃいますけど…。
…素敵な仲間と出会いたいです。』


「はい、ありがとうございました！
中学生とは思えないくらいしっかりしたお話を聞かせてもらいました笑」


『いえいえ、こちらこそありがとうございました。』



いつか巡り会うメンバーと、目指したい夢がある。









"デビューすること"








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