L.O.V.E. (ページ14)

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私は肩で息をしながらとしくんを見下ろした。

「急にどうしたの？
Aちゃんからこんなキスするなんて…」

私は急に恥ずかしいことをした、と後悔して
身体を起こして、ソファに膝を抱えて座り直した。

「ごめんなさい…」

「Aちゃん？こっち見て？」

としくんと向かい合うように座ると、
としくんは私を胸の中に閉じ込めた。

「かっこ悪いから目を見て言えないけど…

俺、いっつもAちゃんとキスしたいって思ってる。
Aちゃんのことめちゃくちゃにしたいって思ってる。

でもAちゃんのこと傷つけたくないし、
Aちゃんに嫌われたらどうしようって考えたら何も出来なくて…」

「としくん…

私、としくんになら何されてもいいよ？」

としくんを見上げて言う。

「もー…」

としくんは天井を見上げると、私をお姫様抱っこして
ベッドに優しく下ろした。

「キスしていい？」

私はゆっくりと頷く。

・

「…ぁ、あっ……としくん…」

「…っは…Aちゃん、
めちゃくちゃにしていい？」

「…っうん……めちゃくちゃにして？」

「A…

…覚悟しろよ」

としくんはいつもの優しい笑顔じゃなくて
少し意地悪に微笑んだ。

-Fin-

【作者より】
おいで、もいいけど、
としくんから来てくれるところが超絶キュンとした…
普段は優しいのにとしくんがたまに見せるＳっぷりが
私にぐさぐさ刺さるので、そんな感じを表現してみました(/ω＼)
今回のキスブサ、妄想が止まらない、笑