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灰羽リエーフはどこまでも元気(5話) ページ7

あれから、一言も山本と話す事なく翌日の昼休みとなった。なんとなく俺は屋上に向かうのはやめた。孤爪には言ってある


いまだに山本が怒った理由がわかんねえ。

なんだ。なんなんだ。


なんかもう無性にイラついてきた。



チャリ、と自動販売機に小銭を投入する。


山本のやつ・・・


でも、多分入部当初はこんな山本の事を理解しようとなんて思わなかったんだよな
そう考えるとやっぱ少しは進歩した・・・・・のか?



「あ、六野先輩だ!!」

ぬっ、と突然背後から声がしたと思えば、目の前の自動販売機に大きな影がうつる

「うおっ!」
「ごふぉっ」
驚いて勢いよく振り返ると、その人物に見事、俺の肘が思いきりみぞおちに当たる


「わ、悪い・・・」


「もー・・・ひどいっスよ六野センパァイ・・・・」


痛さに耐えきれず腹を抱えてうずくまるそいつ、俺と同じバレー部の後輩、灰羽リエーフ。


「だから悪かったって。ほら、立てるか?」
「ううぅ・・・はい・・・・・」
俺が灰羽に手を差し出せば、すでに半泣きの灰羽がそれをとる
が、灰羽が重くてなかなか引っ張る事ができない。自分よりも30kgも重い体を引っ張る事なんて出来なるはずもなく、



「くっそ・・・!」
「ああ、いっスよ先輩。自分で立ちます」

なんかしゃくだな。


立ち上がった灰羽は約194cm。俺とは約25cm違う身長。

やっぱり見ればみるほどデカイな

「灰羽も飲み物買いに来たのか?」
「あー・・・そうですね。リエーフでいいですよ!名字よりそっちの方が好きなんですよ」
「そうか?まあいいけどよ。」

邪気のない笑顔。まさにリエーフって感じだ。
飲み物、で思い出したが、販売機に金入れたままだった。

俺は再び販売機に向き直りボタンを押そうと思ったが、金が入っていない。おつりでもう出てしまったのかと確認したが、その様子は無い。

その俺の姿を見てリエーフが「もう買っちゃったんじゃないですか?」と言う
まさか、とおもいつつも出し口を見てみれば、リエーフの言った通り、ペットボトルが一本。
さっきいつの間にかボタン押してたのか。



「うげっ、これ俺の苦手なヤツだ・・・」
ペットボトルを取り出してみれば、炭酸。俺炭酸無理なんだよな・・・

「あ、じゃあそれ俺が飲みますよ!それ俺結構好きなんで!先輩のは俺が買いますから!」
「え、まじで?」
満面の笑みで話すリエーフ。ちょっとボリュームがでかい。背もでかけりゃ声もでけえのか

自販機の身長183cm(5.2話)→←黒尾キャプテンが分からない(4話)



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湧燈(プロフ) - 天音さん» ありがとうございます!嬉しいです!!頑張ります!!! (2015年11月2日 18時) (レス) id: 290d132918 (このIDを非表示/違反報告)
天音 - 面白いです! 更新頑張ってくださいヾ(@⌒ー⌒@)ノ (2015年11月2日 17時) (レス) id: 48a0b1dd4b (このIDを非表示/違反報告)
湧燈(プロフ) - おお!嬉しいです!!更新本当に遅いですが、頑張ります!!女性ももちろん大歓迎です!!コメントありがとうございました!!! (2015年10月24日 21時) (レス) id: 290d132918 (このIDを非表示/違反報告)
月光 - 私、女なんですけど読んでます!すんごく面白いです!!更新、頑張って下さい!! (2015年10月24日 21時) (レス) id: 4e1ec2a187 (このIDを非表示/違反報告)
湧燈(プロフ) - ユンシカさん» ありがとうございます!そう言ってもらえると本当に心強いです!頑張ります!コメントありがとうこざいました!! (2015年10月20日 6時) (レス) id: 290d132918 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:湧燈 | 作成日時:2015年10月4日 17時

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