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屋上に2年勢は似つかない(2話) ページ4

「り、六野君。ちょっといいかな…」
「…なに?」


















屋上の扉を開ける。
雲一つない快晴だ。風もいい感じに気持ちがいい。本当に屋上というのはいいところだ。


で、だ。俺は何を言いたいのかというとだな


「このバックに似つかないその顔ヤメロ馬鹿本!」
俺と同じ2年1組の山本はなぜか知らないけどさっきから俺を睨んでいる。このモヒカン野郎がっ…


「A、お前さっき女子に話しかけられてたな…」
恨めしく俺を見続ける山本。確かに話しかけられてそれでここに来るのが遅れて…
え、何コイツもしかしなくてもそれで俺に絡んできてんのか

面倒…



「言っとくけどな、あの女子、女バレの子だかんな。部活の事で話したんだよ。」
「…部活の事なら黒尾さんに言えばいいだろ。それか俺とか!!」
なんでちょっと涙目なんだよこええよ。どちらかといえばきめえよ。



「キャプテンは3年だし、声掛けずらいだろ。あとお前は論外。てか話しかけてもお前挙動不審になるだけだろ。」

「ぐぅ正論っ!!で、でも…」

「虎うるさい。」



この終わらなそうな言い争い(主に山本が食い下がるのが原因なんだけどな)に終止符を打ったのが2年3組の孤爪研磨。昼飯食いながらゲームって相変わらず変なところで器用だな。


「とりあえず飯食おうぜ。昼休み終わるぞ。」
若干1名もう食ってるけど。

その俺の言葉に隣のクラス、2年2組の福永招平はコクリと1つ頷いて購買で買ってきたのであろうパンを袋の中からごそごそと取り出す。

つまり、バレー部2年が屋上に勢揃い。いつも昼休みになると俺達はここに集まり



山本が5割・俺が4割・孤爪が0.8割・福永が少しの割合で俺達の会話は大体成立してる。
福永の言おうとしていることは何気にジェスチャーが大きいからわかりやすいし、孤爪はあまり話はしないけど必要最低限の事は会話ができるし、山本は山本だし。


まあ、俺はこの4人でいるのが少しだけだけど、好きだなあなんて思ったりする。

バレーボールは当たると痛い(3話)→←今日もやっぱり山本は馬鹿である(1話)



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湧燈(プロフ) - 天音さん» ありがとうございます!嬉しいです!!頑張ります!!! (2015年11月2日 18時) (レス) id: 290d132918 (このIDを非表示/違反報告)
天音 - 面白いです! 更新頑張ってくださいヾ(@⌒ー⌒@)ノ (2015年11月2日 17時) (レス) id: 48a0b1dd4b (このIDを非表示/違反報告)
湧燈(プロフ) - おお!嬉しいです!!更新本当に遅いですが、頑張ります!!女性ももちろん大歓迎です!!コメントありがとうございました!!! (2015年10月24日 21時) (レス) id: 290d132918 (このIDを非表示/違反報告)
月光 - 私、女なんですけど読んでます!すんごく面白いです!!更新、頑張って下さい!! (2015年10月24日 21時) (レス) id: 4e1ec2a187 (このIDを非表示/違反報告)
湧燈(プロフ) - ユンシカさん» ありがとうございます!そう言ってもらえると本当に心強いです!頑張ります!コメントありがとうこざいました!! (2015年10月20日 6時) (レス) id: 290d132918 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:湧燈 | 作成日時:2015年10月4日 17時

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