． ページ4
その中にトモを見つけ、寂しくなった。
そしてもう1つのクラスも入場し、リュウを見つける。
崇裕くんをチラッと見ると、しっかりビデオカメラを構えている。
ノンを見ると、
望「…(ｳﾙｳﾙ)」
何故だかウルウル。
智担任「卒園証書、授与。」
トモの担任の言葉で、壇上に上がる園長。
名前を呼ばれた子達が椅子から立ち上がり、前に出て行く。
そして、
智担任「�霤鎮厖里�ん。」
智「はい！」
トモの名前が呼ばれ立ち上がり、前へ歩いて行く。
智担任「いつも、先生のお手伝いをしてくれた智洋くん。大変な仕事も嫌な顔1つせず、引き受けてくれたね？
先生はとても助かりました！
小学校に行っても、頼もしい智洋くんでいてね？」
私はいつも、「智洋くんが今日お手伝いしてくれました！」って先生から聞いていた。
それでいつも誇らしくなって、鼻が高くなっていた。
やっぱり智洋は私の自慢の息子。
卒園証書を受け取り席に戻る途中、こちらに気付き微笑んでくれた。
トモはウチに来た時から凄くしっかりした子だったから、甘えるなんてそうそうない。
小学生になったら、今よりも甘えられなくなるのかなって考えると少しだけ、寂しくなった。
次はリュウのクラス。
リュウの担任はあっくん。
あっくんが、子供たちの名前を同じように呼んでいく。
リュウは忘れ物とかが多く、マイペースな子だから名前を呼ばれてちゃんと返事ができるか心配…笑
照「�霤栂�星くん。」
流「はい！」
あっくんに呼ばれて前に出るリュウ。
照「いつもフワフワしていた流星。
ボーッとしていることが多くて、一見何を考えとるのか分からんけど、実は人一倍優しくて、家族思いな一面があったな。
小学生になっても、そんな優しい流星でおってな？」
証書を受け取って、自分の席へ戻るリュウ。
リュウは私が思うほど心配しなくていい子なんだな。
私が思うよりもずっと、しっかりしてるんだ。
卒園式を終えて2人のクラスに迎えに行く。
2人は別のクラスだから、私がリュウのクラス、崇裕くんがトモのクラスに迎えに行った。
トモのクラスの様子は見られなかったけど、リュウのクラスでは最後の挨拶をしているあっくんがずっと泣いていた。
生徒思いの優しい先生だからこそ、リュウも友達思いの素敵な子になったんだと思った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2259人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みい(プロフ) - もう、更新はないのですか？ (2022年10月12日 17時) (
レス) id: ba3d94fb55 (このIDを非表示/違反報告)
ジャス民ちゃん(プロフ) - みいさん» ありがとうございます！体調はもうバッチリです！しっかり仕事もしてます！これからもよろしくお願いします！ (2021年11月3日 0時) (レス) id: 8ad16fbbc7 (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - 更新ありがとうございます。体調は大丈夫ですか？更新はうれしいのですが…自分の体1番に考えてくださいね。あまり、無理せず様子みながらあせらずゆっくりと。これからも、応援してます。 (2021年11月1日 0時) (レス) @page31 id: fa6970a524 (このIDを非表示/違反報告)
ジャス民ちゃん(プロフ) - mimimi252さん» ありがとうございます！そう言ってくださる事が何よりも嬉しいです///// これからもよろしくお願いします！ (2021年9月27日 17時) (レス) id: 8ad16fbbc7 (このIDを非表示/違反報告)
mimimi252(プロフ) - 最近読み始めたのですが、めっっっっちゃハマりました！！！！素敵なお話ありがとうございます！これからも応援してます！ (2021年9月26日 21時) (レス) @page27 id: b0e8908af2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ジャス民ちゃん | 作成日時：2021年5月30日 14時
