強く ページ47
〜大毅side〜
大「あー、だる…。」
家に帰ってきてホッとしたせいか、余計に体がだるくなってきた。
熱も上がってきた気がする。
大「はぁ…、何であんなこと言うてもうたんや。」
ホンマはちゃんと分かってる。
オカンもオトンも、華月と同じくらい俺らのことを大事にしてくれていること。
それに、あの日オカンが拾ってくれんかったら今どーなってたか分からへんことも。
でも、そんな優しいオカンやからこそ、あの日仕方なく俺らを引き取ったんじゃないかとか、俺らは昔から邪魔やったんやないかとか考えてしまう。
大「やばい…、ホンマに気持ち悪くなってきた。」
こういう事を考えれば考えるほど、体調が悪化して行った。
今ここで助け呼ぶのも余計にダサいやん…。
ホンマに、何してんねんやろ俺。
それにしてもオカン、朝のあの一瞬で俺が体調悪いこと気づいたんや…。
〜Aside〜
あんなに怒鳴って出て行ったけど、やっぱり心配だ。
少なくとも、小さい頃のダイは体調が悪かったら普通のご飯なんか食べられない子。
その都度お粥を作って食べさせていた。
それに、長男だからなのか、具合が悪くても直ぐに言い出さない子だ。
直ぐ甘えてくるノンや伝えてくるリュウとは違い、こっちが気づくまで内緒にしておく子。
トモも頑固だけどダイも負けじと頑固な子。
それは私たちに心配をかけさせない為なんだろう。
反抗期でも、心の中は凄く優しくて素直の子のままなんだろう。
そう信じて私はお粥を作って、ダイが寝ている部屋へ持っていくことにした。
ｺﾝｺﾝｺﾝｯ
『大毅…、入るで？
何も食べんと薬飲むのはアカンから、お粥作ってんけど食べれる？』
そっぽを向いて返事がない。
やっぱりコッチでは嫌われてるのかな…。
『ここ、置いとくから1口でも食べて？』
そう言ってベッド付近の棚に置いて部屋を出ようとした時、
大「ﾊｧ…、ﾊｧ…、」
と今にも苦しそうな呼吸が聞こえた。
『！？
ちょ！ダイ…？！
おでこ触るね？』
そう断りを入れ、ダイの額に手を当てた。
『あつ…。
めっちゃ熱いやんか！ 何でずっと黙ってたん！？
病院行くで！』
大「ええから…、行かんでええから…。」
『アカン。
ダイが何と言おうと連れてくから！』
少し強引に車に乗せ、病院へ連れて行った。
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ジャス民ちゃん(プロフ) - ?さん» だいぶ前にリクエスト頂いていたのに、お応えするの遅くなってしまいすみません。これからもよろしくお願いします！ (2021年5月6日 6時) (
レス) id: 023d4ee0cb (このIDを非表示/違反報告)
?(プロフ) - リクエスト書いていただきありがとうこざいました！反抗期のダイちゃんも向き合うオカンも感動でした(/ _ ; )これからも更新楽しみにしています！ (2021年5月6日 0時) (レス) id: 34e411c8ed (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - 更新ありがとうございます！またまた、タイムスリップしてしまったのですね…大毅くんの反抗期ですか…話の終わりの方にもありましたが本当の親じゃない事伝えたんですね。毎日じゃなくていいんです。1日1話でも。みんなの生活状況をみたいです。 (2021年5月3日 22時) (レス) id: c6492827f6 (このIDを非表示/違反報告)
xoxo(プロフ) - いつも楽しく読んでいます。トモとリュウの入学式やランドセル選び、卒園式が見たいなぁ…なんて思ってます。もしお話が浮かべばお願いします。 (2021年4月27日 22時) (レス) id: 83d3a5cdb3 (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - そろそろ癒されたいので更新お願いします。 (2021年4月14日 23時) (レス) id: 4ac5d5cf46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ジャス民ちゃん | 作成日時：2020年9月13日 9時
