武田翔太 ページ10
普段滅多に連絡をして来ない彼女が最近は頻繁にしてくる。
のはいいけど。中身がどうでもいい。
今日食べたケーキだとか犬の写真だとか…スタンプだけの時もある。
スタンプも謎のたけちゃんだのしょうただのに送る?みたいなのをわざわざ送ってくる。脈略もなく送るのやめてほしい。
送り付けるためだけに買ったってところが彼女らしくて可愛いところではあるけど。
……見計らったように俺が暇な時にしてくるから何も言えなくなる。
こいつわかってんだろーなー。そんな風に思うけどたまには甘えてみるのもいいかともしれない。
どうやら今日はよっぽど暇を持て余しているらしい。
『へへっ来ちゃった』
…ここにまで来てしまうのだから。
｢遠かったでしょ…｣
『そりゃあ宮崎からここまでは翔太と私の心の距離と比べたら断然遠いけど!』
｢…うるさい｣
『ごめん。ちょっとふざけてみただけ!でもそう思ったのは事実って言うか!会えない方が辛かったっていうか!』
｢わかったわかった｣
…恥ずかしげもなくよく言えたな。
『うちの方が暑いけどこっちもなかなか暑いんやね…』
｢まあね。…仕事は?｣
『ん?まあまあ、いいじゃない』
｢よくない。先生がずる休みしていいんですかー｣
『ずる休みじゃないし!大切な大切な翔太くんに会いに行くのがずる休みなはずがないでしょう!』
いつからこいつは話が通じなくなったんだ……あ、昔からだ。
失礼なことを考えていたらうっ、と詰まった後
『…今日は学校が創立記念日で休みだし……そのまま土日だし、いいかなって…心配しとったのは本当やしあいたかった、けん…』
横を向いてボソボソと言い訳のように言うから笑ってしまった。
｢今年の野球部はどう?｣
『どーだろ…でも、いいところまではいけそう』
｢夏、いけるといいね｣
『甲子園連れてってくれるといいな…』
笑顔がキラキラしてて…本当に楽しみにしてることが伝わってくる。その分連れて行ってやれなかったことを思い出して申し訳なくなる。
『そういえばね、私カーブ投げれるようになった!』
｢よかったじゃん｣
『ピッチャーの子に教えてもらったから今度私の球受けてー』
｢え、やだ｣
『嘘でしょ!グローブ一緒に見に行こう!』
｢やだ｣
『これも!?』
拗ねた彼女は普段生徒には見せない顔をする。
仕方なく頭を撫でてやりながら了承すれば彼女の周りだけ明るく見える。
そんなところに惹かれたんだろう。
陽を沢山浴びて輝く向日葵のような君。
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emlo_Yu'i(プロフ) - 愛さん» 球団はお任せします！ 楽しかったです！！ (2017年7月24日 23時) (
レス) id: c5da48b3d0 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - emlo_Yu'iさん» 更新しましたー!楽しんでいただけると嬉しいです!おっ!了解しました!球団とかはリクエストありますか?それともこちらで決めても?大丈夫です分かります笑 (2017年7月24日 11時) (レス) id: a7b9931f35 (このIDを非表示/違反報告)
emlo_Yu'i(プロフ) - 愛さん» 了解です!!楽しみに待ってまーす！見てみたいな〜と思うのは彼女がナンパされた時どんな反応をするのか？！ってやつですね…笑 分かりにくくてすみません!! (2017年7月24日 1時) (レス) id: c5da48b3d0 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - emlo_Yu'iさん» 数時間後か明日くらいにもしも…更新する予定です!こんなもしもの話が読みたい!と言うのがあれば教えてくださいね! (2017年7月23日 19時) (レス) id: a7b9931f35 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - ふみのさん» 今のところシリーズ化しようかと考えてます!その2人はほとんど書いてた記憶が無いですし変な方向いってしまって申し訳ないくらいでした(笑)喜んでいただけてよかったです!今日か明日には更新するかもです… (2017年7月23日 19時) (レス) id: a7b9931f35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛 | 作成日時：2017年4月22日 8時
