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朝から顔色がよくなかったのは知ってた。
本人が大丈夫だと言って授業を受けてたから何も言えなくて。
午後になると余計に具合が悪そうになった。
授業が始まってそろそろ当たるなという時、隣から普段聞くことはないであろう音がした。
そこには明らかに授業開始よりぐったりした彼女がいた。
今気付いたという言葉やしまいには倒れた彼女を責めるような言い方ばかり聞こえる。
「俺、保健室まで連れていきます」
ホッとする、というよりも自分じゃなかった安心感。
友だちまでもがそうだと関係ない俺でも理解に苦しむ。
そんなクラスメイトを横目に彼女を抱えて保健室まで歩きだす。
「…軽いな」
全く自分の頭は回っていなかったらしい。こんなこと今になって気づくなんて。
抱え直すときに顔にかかってしまった髪の毛を耳にかけてあげると少し微笑んだ気がした。
視線を感じ少し下を見やればまだぼーっとしてるけど意識が戻ったようだ。
「あ、起きた?」
そんなに動いたら頭に響く…遅かったか。
自分の行動が恥ずかしかったのか肩口に顔を埋めてきた。イメージと違うから驚いたけど…ちょっと可愛いとか思ったり。
一言二言交わしたら覚醒しきれてなかった彼女は眠くなったようで…静かにしてるとくすりと笑った。
『小林くん、ありがとう…また、あとで…』
そう言ったっきり眠ってしまった。
「…ここで寝るかなぁ」
すやすや俺の腕の中で眠っている君に…ほんの少しの期待を。
目を覚ますまで待ってるから続きを聞かせて…
『小林くん…』
第一声がこれだったのは驚きだけど先生と俺以外に誰もいない状況にはさほど驚いた様子はなかった。
先生は会議があるらしく目を覚ましたのを見届けて出ていってしまった。
「…友だちが来てないの何も思わんの?」
『私が倒れたからって心配してくれるなんて思ってないから…私だってそう』
来てくれないのなんてわかってた。
真っ直ぐに前を見ながらそう言った彼女の目に嘘はないように思われた。
『むしろ…小林くんがまだいてくれたことの方が驚き』
「それは…眠る前に後で、って言うから…」
急に笑いだしたかと思えば
『また後で話そうね、ってだけ。律儀に待っててくれるなんて思わなかったから』
「俺は…ずっと話したいなって思ってたけど」
少しだけ反撃してみたり。
『私も思ってた、って言ったら…どうする?』
彼女からの可愛い猛追を受けたり。
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emlo_Yu'i(プロフ) - 愛さん» 球団はお任せします！ 楽しかったです！！ (2017年7月24日 23時) (
レス) id: c5da48b3d0 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - emlo_Yu'iさん» 更新しましたー!楽しんでいただけると嬉しいです!おっ!了解しました!球団とかはリクエストありますか?それともこちらで決めても?大丈夫です分かります笑 (2017年7月24日 11時) (レス) id: a7b9931f35 (このIDを非表示/違反報告)
emlo_Yu'i(プロフ) - 愛さん» 了解です!!楽しみに待ってまーす！見てみたいな〜と思うのは彼女がナンパされた時どんな反応をするのか？！ってやつですね…笑 分かりにくくてすみません!! (2017年7月24日 1時) (レス) id: c5da48b3d0 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - emlo_Yu'iさん» 数時間後か明日くらいにもしも…更新する予定です!こんなもしもの話が読みたい!と言うのがあれば教えてくださいね! (2017年7月23日 19時) (レス) id: a7b9931f35 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - ふみのさん» 今のところシリーズ化しようかと考えてます!その2人はほとんど書いてた記憶が無いですし変な方向いってしまって申し訳ないくらいでした(笑)喜んでいただけてよかったです!今日か明日には更新するかもです… (2017年7月23日 19時) (レス) id: a7b9931f35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛 | 作成日時：2017年4月22日 8時
