小林誠司 ページ8
朝からふらつく。
貧血気味だからいつものことと言えばいつもの事なんだけど。
今日に限って体育あるしお昼休み呼び出されるし…ご飯あんまり食べれなかった。正直きつい。
授業が英語っていうのも一つの原因。あぁもうそろそろ当たるな…問題解かなくちゃ。
あれ、プリントがぼやけて見える…シャーペンどこ…
ガタンッ!!
音がしたと思えば誰でもない私が椅子から倒れた音だった。
私落ちたんだ…周りの声なんて何も考えられなくて遠くで聞こえているような感覚。
も…むり……
記憶がぷつんと途切れてしまった。
揺れてる…温かいしそれに柔らかい優しい匂いもする。
何かに包まれてるような感覚。
安心する…
ぼーっと考えているとだんだん目も開くようになった。
ぼんやりと視線の先を見やれば隣の席の小林くんの顔があった。綺麗な顔だなぁ、なんて…。
｢あ、起きた?｣
…起きた……?そういえば私倒れたんだっけ…小林くんが連れていってくれてるんだ…
え、小林くんが私を抱えて保健室に連れていってくれてる、の…?
『お、起きました!重いでしょ?おっ降り、ます!自分で歩く…からっ……いたぁ』
｢急に動かない方が…って遅かったか……重くないし大丈夫たがら｣
急に動くと頭に響く、という所まで考えていてくれたらしい。
何もかもが恥ずかしくて…赤い頬を隠すように軽く腕を回し肩口に顔を隠した。
恥ずかしいのになんだかとても安心する。
『…ありがと』
蚊の鳴くような声でお礼を言えばちゃんと聞こえていたらしい。くすりと笑ったあとに「いいえ」と返してくれたから。
…優しい人なんだ。もっと関わっとけばよかったな。そうぼんやり思う。
全然話したこともないや。…消ゴム貸したことくらいはあるかな。むしろ私の方が借りた気がしなくもない。
お互い地元じゃないからちょっとだけ親近感を覚えてました。…全然地元違うけど。
だんだん、瞼が重くなってきた。
暖かいのってやっぱり反則。
こんなに優しい包んでくれるから
こんな気持ちになるのも…
ぜーんぶ、小林くんのせいだな…
何か上から声が聞こえるけど反応できない。
ごめんね…後でまた何言ったか教えてよ。今度こそちゃんと答えるから。
眠いのにこんなこと考えてる自分と私が眠いのがわかったのか静かに抱え直してくれる小林くんがおかしくて。
ちょっと笑えてきた。
小林くん、ありがとう。後で話そうね…
次、目を覚ますまで君は傍にいてくれますか…?
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emlo_Yu'i(プロフ) - 愛さん» 球団はお任せします！ 楽しかったです！！ (2017年7月24日 23時) (
レス) id: c5da48b3d0 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - emlo_Yu'iさん» 更新しましたー!楽しんでいただけると嬉しいです!おっ!了解しました!球団とかはリクエストありますか?それともこちらで決めても?大丈夫です分かります笑 (2017年7月24日 11時) (レス) id: a7b9931f35 (このIDを非表示/違反報告)
emlo_Yu'i(プロフ) - 愛さん» 了解です!!楽しみに待ってまーす！見てみたいな〜と思うのは彼女がナンパされた時どんな反応をするのか？！ってやつですね…笑 分かりにくくてすみません!! (2017年7月24日 1時) (レス) id: c5da48b3d0 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - emlo_Yu'iさん» 数時間後か明日くらいにもしも…更新する予定です!こんなもしもの話が読みたい!と言うのがあれば教えてくださいね! (2017年7月23日 19時) (レス) id: a7b9931f35 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - ふみのさん» 今のところシリーズ化しようかと考えてます!その2人はほとんど書いてた記憶が無いですし変な方向いってしまって申し訳ないくらいでした(笑)喜んでいただけてよかったです!今日か明日には更新するかもです… (2017年7月23日 19時) (レス) id: a7b9931f35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛 | 作成日時：2017年4月22日 8時
