谷口雄也─Happy Birthday─ ページ11
『雄也、お誕生日おめでとう』
｢あ、ありがとう…そんな瞳孔かっ開きながら言われても…｣
『私ね、決めたの』
｢無視か｣
目の前に正座をして小さい手で俺の手を握り、普段たいして開こうとしないのにこれでもかと開かれた瞳で見つめてくる。
ただならぬ雰囲気を感じて俺も背筋を伸ばす。
『私……もう…』
｢…もう?｣
思い詰めたように目線を下げ、決心したのか勢いよく頭を上げた…
『雄也といる時にギャグに走るのやめる!!』
｢…は?｣
決めたってこのこと?え?小さい。思い詰めることじゃない。ギャグに走らなくなるのは嬉しいことだけども!重大決心しました!…そんな感じしたけど…?
｢…それだけ?｣
『それだけ』
｢真剣な顔するから重要なことかと思った｣
『何言ってるの!?ものすごく重要で重大よ!この私が笑いを求めないんだよ?』
｢笑い求めてたことの方がよっぽど…｣
『おかしいなぁ私の中では…A!お前どうしたんだよ!…どこか具合がっも、もしかして…もう治らない…のか……結婚しよう…ってなるはずだったのに』
やっぱりこいつの頭の中はお花畑らしい。
｢それ自分でおかしいって認めてるけど…後どこからどうなって結婚しようになるわけ?｣
『あ、ここでぎゅっ!ってするの』
｢…うん俺がね。いやだから今しなくていいから…苦しい…｣
どこにそんな力があるんだ。骨が軋むかと思った。
『愛してるでもいいのよ?』
｢わかったわかったから放してむしろ離れろ…痛いって｣
『…私は愛してる』
｢誰も愛してないとは言っとらんやろ…｣
あ、やってしまった。
見開いていた時とは違いもっと自然に…きらきらした目がそこにはあった。
『ほ、ほんと…?』
｢あぁもう…ほんまやからあんまこっちみらんで…｣
片手で自分の顔を覆い、反対の手でAの目を隠す。
『あ、あの…ぁ…うぅ』
｢…なに｣
『う、嬉しすぎて…言葉が出てきません』
｢それはよかったね｣
抱き寄せ肩口に頭を着けこちらを見えないようにする。
何回かこっちを見ようと頑張ってたけど手で抑えると諦めたらしい。
『…ありがとう。嬉しい』
｢…おう｣
小さく笑う声ですら耳に直にくるから落ち着かない。…この体制失敗やったな。
『私も、私もね雄也のこと大好きだから。愛してる。もう好き…えっとね…』
永遠と言ってきそうな勢いにこっちが恥ずかしくなって…
｢俺も愛してるから…ちょっと黙ってて｣
『んむっ…』
俺への愛を紡ぐこの世で一番可愛い口を塞ぎたい。
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emlo_Yu'i(プロフ) - 愛さん» 球団はお任せします！ 楽しかったです！！ (2017年7月24日 23時) (
レス) id: c5da48b3d0 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - emlo_Yu'iさん» 更新しましたー!楽しんでいただけると嬉しいです!おっ!了解しました!球団とかはリクエストありますか?それともこちらで決めても?大丈夫です分かります笑 (2017年7月24日 11時) (レス) id: a7b9931f35 (このIDを非表示/違反報告)
emlo_Yu'i(プロフ) - 愛さん» 了解です!!楽しみに待ってまーす！見てみたいな〜と思うのは彼女がナンパされた時どんな反応をするのか？！ってやつですね…笑 分かりにくくてすみません!! (2017年7月24日 1時) (レス) id: c5da48b3d0 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - emlo_Yu'iさん» 数時間後か明日くらいにもしも…更新する予定です!こんなもしもの話が読みたい!と言うのがあれば教えてくださいね! (2017年7月23日 19時) (レス) id: a7b9931f35 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - ふみのさん» 今のところシリーズ化しようかと考えてます!その2人はほとんど書いてた記憶が無いですし変な方向いってしまって申し訳ないくらいでした(笑)喜んでいただけてよかったです!今日か明日には更新するかもです… (2017年7月23日 19時) (レス) id: a7b9931f35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛 | 作成日時：2017年4月22日 8時
