片岡治大 ページ24
『この子も足速くなるのかな』
｢どうだろうね。A遅いし｣
『やすくんさ、たまに悪気なく悪口言うよね』
結構グサグサくるからやめて欲しいんだけど。
足遅いのは事実だけど。
｢ごめんごめんっ…でも俺の血が頑張ってくれたら少しは速くなるんじゃない?｣
『片岡家のDNA頑張れ〜うちの血筋じゃスポーツ音痴になるぞ〜』
芝の上をてくてく歩いている我が子に向かって念を送る。
必死に送り続けたのに可愛い可愛い我が子はこちらに来る途中に転けてしまった。
慌てて駆け出そうとするがしゃがんでいたのもあり上手くスタートできなかった。
私がよろけている時には隣にいたはずのやすくんはいなくなっていた。
｢大丈夫?痛くなかった??｣
体をチェックしながら話しかける。泣くのを我慢しているようで顔はグズグズ。涙を目にいっぱい溜めてそれでも涙声で
｢う"ん"っ｣
……何この子、可愛い。
｢ぱーぱおてて｣
｢歩くの?抱っこしなくていい?｣
｢だっだーはめっ!なの!｣
｢め!なのかーしかたないなーパパはしたかったのになー｣
…きたな必殺キラキラおめめ。
｢うっ…いーよ｣
……我が娘よそやつのような男に捕まるでないぞ。
というか娘までその目で落とすってなんなの!?
｢よいしょっ……おっ少しおっきくなったか?｣
｢へへっおねーちゃんなの｣
完全に片岡治大ペース。ダメよあなたは私に似てるからそのまま調子崩されるわよ!!私の娘でしょうしっかりしなさい!
｢あ!わんわん｣
そう言って座ったまま抱えてたこともありするりと抜け出し散歩に来ていたおじいさんが連れていた犬のところへ行ってしまった。
『…やすさんわんわんに負けちゃったねぇ』
｢今結構キてるから言わないで｣
とことこ進んでいく後ろをゆっくりついていく。
｢わんわん〜｣
中型犬だがこの子には十分大きかったようで首元に抱きついてもかなり差があった。
慌てて飼い主であろうおじいさんにすみませんと言うといいですよと快く返事をくれた。
遊び疲れたのか
｢ぱーぱ…｣
｢ん?どうした?｣
『ねんねする?』
こくんと頷きパパの首に腕を回して抱っこを要求。
かなり嬉しそうなやすくん。
よかったね、わんわんにようやく勝てたか。
そんな2人を愛おしく見ていたらやすくんが片手を差し出してきた。
『何?』
｢奥さんが一人で寂しそうだから?｣
…ちょっと混ざりたいなと思ったけど。
『寂しがり屋な奥さんを一人にしないでね?』
｢もちろん。そんな奥さんが大好きだからね｣
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yuna.(プロフ) - 初めまして。横浜DeNAベイスターズの 【 桑原将志 】選手 リクエストしたいです！お時間ありましたらよろしくお願いします！ (2017年5月20日 18時) (
レス) id: 8600a07c45 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - もえりさん» もちろんです!最近同じ選手ばかりだなぁと思っていたので助かります…♪ (2017年2月21日 17時) (レス) id: 4c321d7331 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - MIUMIU34さん» 初めまして。細かいところまでありがとうございます!遅くなりましたが更新させていただきました。ご期待に添えたかわかりませんが喜んでいただけると嬉しいです…。 (2017年2月21日 17時) (レス) id: 4c321d7331 (このIDを非表示/違反報告)
もえり(プロフ) - また、リクエストしちゃっていいんですか！？とっても嬉しいです！ありがとうございます！ (2017年2月18日 21時) (レス) id: 86de0844a9 (このIDを非表示/違反報告)
MIUMIU34(プロフ) - 誕生日の主役はｹｰｷと勿論､忘れちゃいけないのが誕生日に相応しい事前に用意していたﾊﾞｰｽﾃﾞｰﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄを渡す事｡っていう｢和田投手｣の誕生日の御話をお願い致します｡ (2017年2月18日 18時) (携帯から) (レス) id: c4119646c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛 | 作成日時：2017年1月11日 0時
