僕が、また。 -３-

男と男の ページ32

S side







雅「ねぇねぇリーダー、
さっき言ってた駐車場に現れるかもってなに？」

智「ん？ふふ」

雅「ん？？？ふふ」

和「翔さんもなんか隠してるぞ」

「ぇえ？そんなことありませ〜ん、ふふ」









潤と電話が繋がらなかったいつかの夜。

心配で心配で、入れもしない病院に向かった。

時間は何時だったかな、深夜の3時とかそれくらい？

寝てるならそれでいい。

確認したい気分だったの、その日は。










【 えっ、……さとしくん…？ 】










そしたらさ、いたんだよ、あの人。

最初、おばけかと思っちゃったよ。

さっむい外で突っ立って電話してて、

あぁ潤に会いにきてくれたんだなってすぐに分かった。

顔は笑ってたけど、涙が流れてた。










【 んふ、だれって言われてるよ翔ちゃん 】










2人が何を話してたのか、

少しだけ聞いて、少しだけ聞くのをやめた。










【 ありがと、智くん 】

【 ……ん？なにが？ふふ。いいの？電話しなくて 】

【 いいのいいの。送ってくよ 】

【 ん、ありがと、ふふ 】

【 ぇ、ぇえ〜？なんで泣くの。
泣くか笑うかどっちかにしなよもう〜、】










電話してた時には我慢してた涙が想いが、

後になって溢れてきちゃったみたいで

この日大野さん、大号泣。

顔は笑ってたけどね、ふしぎだよね、笑。











【 んふ…、明日目ぇ腫れるかも 】

【 ふふ、きっと潤もね 】

【 ん…、にの達には秘密で…笑 】

【 そうなの？男と男の秘密の会話？ 】

【 そ。俺と松潤だけの 】











てことだから。










雅「ええ〜？翔ちゃんなんかあったの？」

「いやあ？俺は何も知らないよ？」

和「嘘下手なんだよなあ〜」










と言われましても、

俺も全部を知ってるわけじゃ無いんだよなあ。笑

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