これからのこと ページ19
O side
俺から同意の言葉を得た松潤は、
嬉しさよりも、驚きが隠せないような、
暫く、そんな表情。
和「ふふ、潤くん、口開いてるよ」
ぁ、って、唇に当ててた指で、
半開きだった口を閉じた松潤は、
本当に？って、俺らに確認した。
翔「ん、本当に。
ほら、思い返したらさ、」
潤「ん？」
翔「始めの時、初めて癌が分かったあの時もさ、嵐を続けてほしいって、潤は俺らにお願いしたわけじゃん」
潤「……うん、あの、ボツになったDVDでね？」
智「んふ、そうそう。俺がボツにしたやつで」
翔「ふふ、あれもさ？結局は、俺たちが、一旦休もうよって、潤にお願いを聞いてもらったわけじゃん？」
潤「んん…、……それは、お願いを聞いたって言うより、
俺が、甘えさせてもらった…、ていうか、」
雅「んーん。俺たちのお願いを、
潤ちゃんが受け入れてくれた」
和「そう。だからさ、今度は、
俺たちが聞く番だねって。ね？」
智「うん。また、俺たちがお願いするんじゃなくて、
今度は、俺たちが聞いてあげないとじゃん？って。
それで、できれば、受け入れようって。だから、
一旦、俺たちは、松潤の気持ちを受け入れる。
なんか、偉そうになっちゃったけど、…うん、ふふ」
翔「そう。それに、やってみないと分かんないしね。
4人でやってみて、考えてもみなかったデメリットとか問題が起きれば、それはその時、また皆で考えていこう」
雅「だから、それまでは、ってか、できれば、そんな問題が起きないように努力しつつ、潤ちゃんが話してくれた『皆んなの嵐』を、俺たちで守っていこう。もちろん、潤ちゃんも一緒にだよ？休んでても、それが変わることはないから」
話す人の顔を見ながら、
松潤は、俺たちの言葉を受け取っていく。
潤「…………なんて言ったらいいのか、分かんないね。
言葉にできない、……ありがとうっ」
決して、悪い意味ではないその言葉を、優しい表情で受け取るにの達を見て、松潤が入院してる病院を探し回ってたあの時とは大違いだなって、しみじみ。
翔「えっっっ、兄さん？」
和「え、今？」
「えっ？」
雅「ちょ、リーダー、ほら、」
潤「…………大丈夫…？」
そんなことを考えてたら、気づかないうちに涙してた。
松潤が泣くならまだしも、俺が泣いてたよ。
「……歳だな、」
でも、こんな状況で、皆が笑ってくれたし、いっか？
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伶(プロフ) - 餡子さん» 餡子さん、ありがとうございます✨前回のも読んでいただけたみたいで、嬉しいです！これからまだまだよろしくお願いします☺️ (2022年7月23日 14時) (
レス) id: 9e9e184764 (このIDを非表示/違反報告)
餡子(プロフ) - この前、前回までのを読んだのでもしものお話がとても嬉しいです！ありがとうございます！これからも頑張ってください😊 (2022年7月18日 17時) (レス) @page31 id: e06a8e0f67 (このIDを非表示/違反報告)
伶(プロフ) - ナナさん» 私もこのお話だけは、読み返したことがあります！🫣まーったく、医療関係ではございません…（笑）少しでも違和感をなくしたいと思っているので、嬉しいです！ありがとうございます💜 (2022年7月6日 21時) (レス) id: 9e9e184764 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - 怜さん、こんばんは(^^)リアル設定なのに…大好きー💜貴方と、~もまた読み返したくなってきました(´∀｀*)怜さん、ホントに病院関係のお仕事されてないんですか？内容がめっちゃリアルっぽいです😸 (2022年7月4日 20時) (レス) @page20 id: d658bfc4bc (このIDを非表示/違反報告)
伶(プロフ) - じゅんすきさん» こんばんは🌙コメントありがとうございます！このお話を最初から読んでいただけて嬉しいです…！！これからまだまだ続くのでよろしくお願いします☺️ (2022年6月30日 19時) (レス) id: 9e9e184764 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伶
| 作成日時：2022年6月12日 12時
