灯ル祈リ ページ14
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N side
潤「……ん？……」
無理に口角を上げて苦笑する潤くんと、
その隣でそっと潤くんの拳を包み込んでる大野さん。
「大野さんは、潤くんのすべてを知ってるの？」
潤「………うん。リーダーは、……リーダーが、
俺がそういう環境に置かれてるって気付いてくれたから。
……あの事故があった時、まだ嵐はできてなくて、でも、 事務所には入ってて、……母さんが入れてくれたから、
辞めたくなくて、それで…」
智「代わるよ。……ダンスレッスン、俺、よくサボってたでしょ？…鼻ほじりながら周りの人ばっか見てたら、気づいちゃったんだよね。……あの子、最近なんか変だな〜って」
言葉を選ばずに、潤くんのことを変だと言った大野さんは、小さな笑いも消して教えてくれた。
智「俺、元から松潤のことよく見てたの。
俺にはないものをもってるような子だったから、
よく観察してた。
その子の母ちゃんが亡くなったっていうのは、
Jr.たちの俺らには知らせられなかったんだよ、あの時。
でも、あのちっちゃな男の子がレッスン場に来なくなった週があって、久々に来たかと思えば全っ然笑わなくなってて、」
そんな大野さんの隣で潤くんは、
もう既に聞いた話を耳に入れてるだけのような落ち着き。
智「んで、ジャニーさんに聞いたの。
あの子どうしたのって。そしたら、松潤の名前と、事情を教えてくれて。まだ、その時点で俺と潤は接点ないんだけど、俺も特にすることないから気になった時に見てて、……そしたら、リハかなんかで衣装替えするって時に、やけに隅っこの方で着替えてる潤がいたの」
『 松潤 』って言ってたのが『 潤 』に変わって。
それに気づいてるのか気づいていないのかさえ、
きっと今この状況ではどうでもいいこと。
智「その時はじめて、潤の体に変な痣があるのを見た。
……新しいのもあれば、紫色に変色してるのもあって、
喋ったこともないのに、そんな潤の腕を掴んじゃってて、
なんだよこれ、って、口から出た俺の言葉に、めっちゃめちゃ動揺してて、泣き出して、リハはバックれて。
つっても、ジャニーさんとこ連れてっただけなんだけど。
で、本当その次の日だよ。
潤がまたリハ室に来なかったのは」
翔さんも、相葉さんも、俺も。
どんな聞く姿勢が正しいのかなんてさっぱりだし、
そんなことを考える隙間なんてないほどに、
大野さんからの言葉が俺らの頭を埋めていく。
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伶(プロフ) - 櫻宮さん» 最後までありがとうございました✨甘々が伝わって良かったです！（笑）またよろしくお願いします。 (2022年2月2日 12時) (
レス) id: 9e9e184764 (このIDを非表示/違反報告)
伶(プロフ) - ぴさん» ありがとうございます！ぜひぜひ新作の方もよろしくお願いします☺️ (2022年2月2日 12時) (レス) id: 9e9e184764 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - 最後まで2人は甘い。笑そしてさとくんが潤に甘い。笑2人の甘い甘い生活堪能しました。素敵なお話ありがとうございます☺ (2022年1月31日 18時) (レス) @page27 id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - 最後まで、素敵な2人の関係性が見れました。また、別のお話も楽しみにしています。 (2022年1月31日 7時) (レス) @page27 id: 2ec53b58cb (このIDを非表示/違反報告)
伶(プロフ) - 櫻宮さん» 櫻宮さん、ありがとうございました✨✨よろしければまた次回も、お会いできると嬉しいです☺️ (2022年1月30日 22時) (レス) id: 9e9e184764 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伶
| 作成日時：2022年1月10日 0時
