灯ル祈リ ページ13
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O side
潤「……先ず、翔くんから聞いてると思うけど、
心配かけてすみませんでした。
個人個人の仕事には影響なかったかなとは思うんだけど、
今日がどうなるのか心配かけたと思うし」
仕事のことは良いんだよって、
潤の体を心配してくれる3人。
「大丈夫大丈夫、俺はもう大丈夫。……なんだけど、
どっから話せばいいんだろ、……」
チラリと俺を見る潤に、ゆっくりでいいよって声をかけてくれた相葉ちゃんの言葉が彼を落ち着かせたのか、一息吐いて話しは始まった。
今まで、彼が必死に隠してきたことを。
「俺、あんまり家族の話ってしてこなかったと思うんだけど、母さんは、みんなが知ってる通り交通事故で亡くしてて、……父さんは、生きてはいるんだけど、そんなに上手くってか、全然上手くいってなくて、」
翔「俺が、墓参りの日に会った人？かな」
「ぁ、そうそう。あの人が俺の父親。
……あの人は、母さんが亡くなったのは俺のせいだって言い続けてて、……それだけ母さんのことを、愛してた？っつーのかな？分かんないけど、そういう気持ちが強い人だったから、……母さんが死んで、……父さんは俺のことをそう責めつつ、まだ中学入りたてとかで小さかったから俺、……その、死んだ母さんを俺にうつしてたのか、……俺を、…………抱いてたりもしてた、」
少し、早口になる彼の心理状況は計り知れないけど、
その事実を知った彼らの方もきっと、
平常心ではいられないはず。
俺もそうだったから。
「俺を…、母さんだと思って、……そういうこと…、
や、もちろん、それだけじゃなくて、普通に暴力もあったよ？あったんだけど、……その時は、父さんに泣かれるのがつらくて、申し訳なくて、……拒めなかった」
雅「っ、」
相葉ちゃんの空気を切る音だけが聞こえて、翔くんとにのは、それぞれがそれぞれの苦しさを見せていて。
普段の彼であれば、順序立てて言葉も綺麗に運ぶところを、少しぐちゃついた時系列からして、彼もやっぱり冷静ではいられないのか。
それでも、俺の予想よりは遥かに冷静な彼が隣にいる。
泣いてしまうんじゃないかって思ってたくらいだから。
和「潤くん、」
目を合わさず、少し俯いていたにのが、
どうしても重たくなる雰囲気の中、潤を呼んだ。
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伶(プロフ) - 櫻宮さん» 最後までありがとうございました✨甘々が伝わって良かったです！（笑）またよろしくお願いします。 (2022年2月2日 12時) (
レス) id: 9e9e184764 (このIDを非表示/違反報告)
伶(プロフ) - ぴさん» ありがとうございます！ぜひぜひ新作の方もよろしくお願いします☺️ (2022年2月2日 12時) (レス) id: 9e9e184764 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - 最後まで2人は甘い。笑そしてさとくんが潤に甘い。笑2人の甘い甘い生活堪能しました。素敵なお話ありがとうございます☺ (2022年1月31日 18時) (レス) @page27 id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - 最後まで、素敵な2人の関係性が見れました。また、別のお話も楽しみにしています。 (2022年1月31日 7時) (レス) @page27 id: 2ec53b58cb (このIDを非表示/違反報告)
伶(プロフ) - 櫻宮さん» 櫻宮さん、ありがとうございました✨✨よろしければまた次回も、お会いできると嬉しいです☺️ (2022年1月30日 22時) (レス) id: 9e9e184764 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伶
| 作成日時：2022年1月10日 0時
