貴方と、僕と、僕たちと。３

想い＿Ｊ ページ34

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和「潤くんは、辞めたいの？」







怒ってる翔くんの横で、にのが本質に触れた。







「………………辞めたいとかじゃなくて、
これ以上、目処が立たない中で皆を待たせたくない」

智「……それは、俺らを？」

「皆もだし、ファンのみんなも……」

雅「分かる。わかるけど、
もうちょっと待ってもらおう？」

翔「俺は４人じゃしないよ、」

智「…………………悪いけど、俺も」







あぁ、また。



また俺の計画は予定通りにはいかないな。








「………じゃあ、変える。プランBにする」







なにを言い出すんだ、みたいな表情で俺を見る４人。









「髪の毛も生えて、体力がついたら、嵐に戻りたい。
抜ける、って言うのは……
これ以上足手纏いになるなら……ってこと」









プランBは、プランBこそが。



俺の本音。



さっき話したことも本音ではあるけれど、
妥協してる部分もある。から。









「こんなに我儘言っていいのか分かんないけど、
戻りたい、嵐に。５人で…また、」









て、言い終える前に。









答えが決まってるかのように、
みんなが大きく頷いてくれた。








「前に…まーにね、いつ嵐戻るの？って聞かれて…」


和「え？………ぇえ？」


雅「ぃや、ちが、や、ちがくないけどっ、」


「覚えてる？去年の…12月くらい？…に、」


雅「ぅ、うん。みんなで飲んでつぶれて、
俺が潤ちゃんと一緒に寝た日だよね」


「うんうん、そう、ふふ」


智「……………ぁあ、あの日か」


翔「急遽みんな揃った日ね？」


「そう。その日にね、まーにそう言われて。
今まで嵐のことを忘れた日なんて無いけどさ、
嵐に戻る、とか…嵐としての仕事、とか……
具体的に考える余裕は正直無かったの」


雅「ごめんね、潤ちゃん。俺、ずっと謝まりたくて、
みんなにさっき謝ろうとしたのもそのこと。
謝んなきゃ謝んなきゃって思ってたんだけど、
戻ってきてほしいって思いがあるのも嘘じゃないから
変なプライドのせいで謝るタイミング逃した……」









急かすようなこと言ってごめんねって。

困らせてごめんって。









相変わらず、真っ直ぐな人。

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