episode５ ページ5
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俺は１年半もの間、入院生活を送っていた。
その間大学４年から社会人になる
大事な時間でもあったわけだけど
就活なんておろか、
人と接することさえ避けていた。
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「いらっしゃいま……和っ、ふふ…いらっしゃい」
ひらひらと手を上げて、
慣れたようにカウンターに座る彼は
俺の幼馴染・二宮 和也。
見舞いに毎日のように来てくれていた和が、
サラリーマンになってスーツ姿で病室に来た時は
時間が動いていることを痛感した。
「はい、どうも。どう？
潤くん、こき使われてないー？」
「いらっしゃいませって言おうと思ったけど、
ひっどいなあ。そんなことしてないよ、もうー」
ねー、潤ちゃんって目で訴えてくるこの人は
ここのオーナーだ。
俺が小さいけどどこか温もりあるこのカフェで
働く事になったのは、
いつからか和が友達だって言って
一緒に見舞いに来てくれるようになった
オーナーである相葉さんのおかげだ。
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伶(プロフ) - 空さん» コメントありがとうございます！遅めの更新ですが頑張ります◎！ (2018年9月24日 16時) (
レス) id: ee629d646b (このIDを非表示/違反報告)
空 - とても興味深い話なので、読ませていただいています。これからも読ませていただきたいと、思います。続き頑張ってください。応援しています。 (2018年9月24日 14時) (レス) id: 89b8860bce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伶
| 作成日時：2018年9月21日 16時
