episode２１ ページ22
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「先生、ごめんね？もう大丈夫」
あれから店には戻れないって言った潤を
相葉くんの店に連れて帰って来た。
「なんで謝るのさ」
カウンターに座る潤はだいぶ顔色も戻ってきて、
ひと安心てとこかな。
「だって先生も飲みに来てたんでしょ？
せっかく楽しんでたはずなのに」
「そんなの潤も一緒だべ？気にすんな」
「んー、先生には弱いとこ見せてばっかりだね」
悲しそうに笑う潤は見ていて苦しい。
世の中は不公平だ。
何の罪もない人間が引き目感じて
自分が弱いと、自分が悪いと思い込んだまま生きていく。
「今更だけど先生？お店戻っていいよ？」
「はぁ？だから気にするなってば。その持ってる金、
もしタクシー代だって渡す気なら怒るぞ？」
「だ、だって、申し訳ないし」
図星かよ。
「わーったよ、じゃあ、先生呼びはやめろ」
自分でもへんてこな提案だと思う。
だがしかし
ナイス俺。
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伶(プロフ) - 空さん» コメントありがとうございます！遅めの更新ですが頑張ります◎！ (2018年9月24日 16時) (
レス) id: ee629d646b (このIDを非表示/違反報告)
空 - とても興味深い話なので、読ませていただいています。これからも読ませていただきたいと、思います。続き頑張ってください。応援しています。 (2018年9月24日 14時) (レス) id: 89b8860bce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伶
| 作成日時：2018年9月21日 16時
