月明かりの下で、君と約束をしよう3 (ページ23)

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第九十七話ページ23

今日は大雨だったがクィディッチの試合があるので、学校中の生徒が芝生の競技場に集まった。

ハリーは紅いユニホームを纏い、フィールドに出てきた。

フーチ先生が試合開始のホイッスルを吹いた。

『頑張って、ハリー！』

ハリーは小さなスニッチを追って雲の上まで行ってしまう。

観客席からはよく見えない。

｢見て、吸魂鬼よ！！｣

誰かが叫ぶ。
まさか...私は空を見上げた。

嫌な予想が当たってしまった。

ハリーが空から落ちてきた。

『ハリーー！！！』

ダン｢アレストモメンタム｣

ハリーは落ちる寸前で止まった。

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私たちは彼を医務室に運ぶ。

ハー｢絶対死んだかと思ったわ。｣

『ねぇ、顔がちょっと青くない？』

フレ｢当然だろ、30mも落ちたんだぜ。｣

ジョ｢天文台の塔に登って見てみろよ。どんな気分か。｣

ハリ｢...いつもよりたくさんの景色が見えるだろうね。｣

ハリーは目が覚めたようだ。

『ハリー！』

ハリ｢僕、どうしたの？｣

ロン｢君、箒から落ちたんだ...｣

ハリ｢試合はどっちが勝ったの？｣

みんなは顔を見合わせる。

ハー｢あなたのせいじゃないわ。吸魂鬼がグラウンドに入ってきたんだもの。｣

ロン｢それと、言わなくちゃいけないことがあるんだ...｣

ハリ｢何？｣

ロンは折れてしまったニンバス 2000を彼に見せた。

ロン｢落ちた時、箒が...その..." 暴れ柳 " にぶつかって...｣

ハリーは凄く悲しそうな顔をしていた。