第九十二話 ページ18
ハニーデュークスの店内を一通り見ると、ドラコがさっきからゾンコのいたずら専門店をちらちら見ていた。
私の提案でゾンコに行くと、ドラコは一品、一品を手に取りながら興味深そうに見ていた。
フレッドとジョージが使いそうな面白い物が沢山あるな、なんて思いながら私も眺めていた。
｢ねぇ、君ってもしかしてミス・フローレンスかい？｣
『はい？』
4、5人くらいのスリザリンとレイブンクローの男子生徒に声をかけられた。
多分、上級生だろう。
｢やっぱりだ。今一人？良かったら三本の箒で僕らとお茶でもしない？｣
『ごめんなさい、今、私人を待っていて...』
｢その子も一緒に...
ひぃっっっ！！！ご、ごめんなさい！！｣
すると彼らは私の後ろを見て逃げ出してしまった。
『どうしたのかしら...
って、あら？ドラコ、いたの？』
ドラコが私の後ろに立っていた。
ドラ ｢全く、君はどうしていつもボケーッとしているんだ！｣
『ボ、ボケーッとなんかしてないわよ！』
ドラコは私の手を掴む。
ドラ ｢他の場所に行こう。｣
『どうして？ドラコ、まだ見ていたでしょ？』
ドラ ｢君は、興味ないだろう？｣
私は首を横に振る。
『私、好きよ？ただ、男の子が多いいから入りずらいの。』
ドラコの表情が明るくなる。
『貴方、本当はゾンコに行きたかったんじゃないの？』
私が意地悪そうに聞くと、ドラコは顔を真っ赤にしてあたふたしていた。
『ふふふっ、ほら、行きましょ！』
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作者名：おむちゃ〜 x他1人 | 作成日時：2024年1月24日 20時
