第九十一話 ページ17
ホグズミードに行く日、朝。
ついに、今日がやってきてしまった。
いつもより早く起きた甲斐がある。
白いフラワーレースのハイネックトップスに、モカ色のビスチェ風ワンピース、黒色の厚底ショートブーツを履いて、そして、ドラコから貰ったあのイヤリングをつけて、ハーフアップにした。
鏡の前で確認する。
もーー私なんでこんなに気合いいれてるのよ！！
思わず自分で突っ込んでしまった。
時計を見ると、もうすぐ時間だった。
私は急いで寮を出て、あの待ち合わせの場所に急いだ。
玄関ホールは大勢の生徒がいたが、プラチナブロンドの髪は目立つのですぐに見つかった。
『ドラコ！』
ドラコは私に気がついたようで、急いで駆け寄ってきてくれた。
『遅れてごめんなさい。』
ドラ ｢いや、大丈夫。遅れてない。
...そのイヤリング。｣
ドラコは私の耳についているイヤリングに触れた。
ドラ ｢つけてくれたんだな。｣
『ええ！とっても気に入っているのよ。』
彼は私の髪に触れる。
ドラ ｢...良いんじゃないか？｣
『え？』
ドラ ｢今日の、格好、とても似合っている...｣
ドラコの透き通った肌のせいか、まるで林檎のように赤くなってる頬。
私もつられて顔が熱くなってしまう。
私は少し下を向きながらこたえた。
『ありがとう。』
私はドラコの手を取って、歩き出した。
『何処に行きたい？』
ドラ ｢そうだな、まずはハニーデュークスに行こう。｣
『いいわね！』
そんな話をしながら、私とドラコはホグズミードに向かった。
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作者名：おむちゃ〜 x他1人 | 作成日時：2024年1月24日 20時
